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僕の一番長い106日間 ~ 塀の中体験記

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突然の逮捕から106日間の留置場・拘置所での日々。獄中からえんぴつ書きで妹に送ったマヌケな日記を公開。
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2020年6月の記事一覧

18-20日目 - 「意味ねぇ~!」

(前回の記事) 18日目 毎週、火曜日と金曜日は、運動の時間にひげ剃りと爪切りができる。 …

酔生夢死
4年前
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21、23日目 - さすがは我が一族

(前回の記事) 21日目午後、おやつの時間に刑事調べで呼び出される。本日の取り調べは、マジ…

酔生夢死
4年前
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24、25日目 - 深ぁいため息

(前の記事) 24日目  今日は久々の快晴である。ほとんど外光の入らぬ留置場でも天気に左右…

酔生夢死
4年前
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26、27日目 - 判明した事実

(前回の記事) 27日目 僕も一房では最古参なので、廊下側に陣取っている。ただこの場所は、…

酔生夢死
4年前
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28、29日目 - 何がどうという事もない

(前の記事) 28日目 このところすっかり留置場暮らしが板について来た万田氏、久々に落ち込…

酔生夢死
4年前
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30日目 - 永遠ほどに、先が長い。

(前回の記事)  朝の運動ニュース。刑務所での「労役」。これにはちゃんと日当がつき、日常…

酔生夢死
4年前
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32、35日目 - 懐かしげ

(前回の記事)​ 32日目 朝の運動を待っていると、早々と風呂に入るよう言われる。とうとう僕も、一番風呂に入れるほどに古株となってしまったのである。看守に、「あんたも、すっかり古株だねえ」と、からかわれる。いささか忸怩たるものはあるが、まだきれいな湯で、気持ちがよい。さらに、風呂上がりに運動場に出てタバコが吸えるのもありがたい。  万田氏、連日のように親の面会がある。房に残った加藤氏、「あんなに親が甘やかしているようじゃ、再犯で戻ってくるのもすぐだね」と、毒づく。何となく

36、38日目 - ついに小衝突

(前回の記事) 36日目 ここでは、寝る前にメガネを預ける。これも、レンズを割っての自殺防…

酔生夢死
4年前
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