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いろんな人からプレゼントをもらったみたいな試合だった 【6/26中日戦◯】

神宮に響く大島やアルモンテの応援歌を聞きながら、ああ戻ってきたなセ・リーグに・・と、しみじみ思っていた。交流戦が始まる前は、ひたすらにパ・リーグこわい、と、思っていたけれど、交流戦が終わった今、ひたすらに、セ・リーグこわい、と思っている。あとアルモンテ・ビシエド・モヤのその並びこわい。

そんな気持ちを打ち消すためなのか、本日生ビールは500円。セ・リーグに勝つためにはまずは飲むしかない。昨日飲み過ぎて、今日は今年一番の二日酔いだったことはちょっと忘れることにしよう。

ところがビールに頼らなくても今日のヤクルトときたらかつてないレベルで私の不安を打ち消しまくってくれた。そうなんと今日は、9-1で勝ち。今季初めてのレベルで、(ほぼ)終始安心して見ていられた試合だった。まあ結局うれしくてビールも飲んだけれど。(でもビシエドごめんなさい。)

3回裏、ブキャナンの内野安打(もうただのかみさま)、なおみちの四球(もはや四球まで選べてしまうスーパーなおみち。どうした。)、そこからのエイオキの先制3ラン!こういう場面でホームラン打ってしまうエイオキを見ていると、これをスターと呼ぶんですよね、と思う。36歳のスターとか、最高すぎてもうね。

あと、ここ最近の打順を見ながら、これぐっちがヒット打っても誰が返すのだろう・・と思っていたわけだけれど、返してくれたのはブキャナンだった。やはりもうただのかみさま。

そしてぐっちらしい美しいヒットから始まった6回裏、ここでまた出たなおみちの3ランである。ほんとうになおみちは一体どうしてしまったのだろう。四球をしっかり選び、ショートをしっかりがっつり守り(なんとエラーもせず)、チャンスで回ってきたら3ランを打つなんて、どうしたそんなのなおみちじゃない!(ほめてる。ものすごくほめている。)

けどなおみちを見ていると、人は成長してゆくものなのだなとほんとうに思う。努力は報われるばかりではないけれど、報われないことだってあるけれど、それでも「時には報われることだってちゃんとある」のだ。

あと個人的には(いつでも個人的ですが)6回裏、てっぱちの久々のヒットにちょっとうるっときた。隣にいた、ぐっちのユニフォームを着た小学生連れのお母さんと、良かったですね良かったですね、と、にこにこ話した。てっぱちのヒットは人をにこにこにするのである。そしてこれが8回裏の久々の2ランにつながった感じがした。

てっぱちレベルになると、どれだけホームランを打とうが当たり前みたいなところがあって、もはやお立ち台にもそんなには呼ばれない。でもやっぱりてっぱちのヒットやホームランは、みんなを楽しませてくれる。エイオキと一緒で、そこはやっぱりスターなのだ。なんかものすごく夢がある。そうそれは「夢へと続く道」だ。

おかえり、てっぱちのヒット、おかえり、てっぱちのホームラン、みんな待ってたよ!と、私は思った。

終わってみれば、今日はもうほんとにご褒美みたいな試合だった。こんなにわくわくした試合はなかなかない。いろんな人からプレゼントをもらったみたいな試合だった。もうみんなみんなありがとう。

こんなレベルの試合はなかなか見られないというのはわかっているけれど(そこはとても現実的)、それでも明日も、良き試合が待っていますように。


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