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【6/29阪神戦●】負けた日も律儀な田口に、はっとさせられる

とにかく仕事が溜まっている。あっちもこっちも溜まっている。こういう時、よく「もうひとり自分がほしい」なんて言うじゃないですか、しかし、正直言って私がもうひとりいたところで、特に状況は変わらない。効率は悪いしすっとぼけているし私が特に一人いても二人いても何ら変わらないのである。したがって、できることなら私よりもっとずっとデキる人が一人いてほしい。当たり前だけど。

こんな時、フリーランスは孤独である。いつまでたっても私の仕事は、この効率は悪いしすっとぼけている自分によってなされるしかない。サラリーマンのときに後ろに座っていたデキる後輩もいつも助けてくれた最高の先輩もいない。仕事場であるこの家には私しかいない。

でも、野球は、違う。それはチームで行うスポーツであり、それぞれに役割がある。陽気な先発がいて、ポーカーフェイスのスターがいて、若いのに監督みたいな風貌の主砲がいる。それがチームの楽しさだ。

マリモです。と、陽気な先発である田口はいつも言う。負けた日だって打たれた日だって、律儀にそう言う。

そう、田口は陽気なだけじゃなく、律儀だな、と思う。ムードメーカーでみんなを盛り上げてくれて、もうずっと前からそこにいるかのようにチームに馴染んでいる。その一方で、ビジターでのヒロインには落ち着いて真面目に、わかりやすく答える。そしてSNSでファンへの報告を忘れない。140文字に、田口のその律儀な人柄が溢れている。

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