私は「?」をやってみたい
30代も後半に突入しようとしているのに今までなにもやってこなかったなぁ、と。
私は15年間くらい精神を病んでしまって、そこから普通の生活に戻るので精一杯でした。だから頑張っていなかったわけではないし、楽しい何かにチャレンジできなかったことを後悔もしていません。
でもこの歳になってようやく「なんだか飽きたな」と感じ、動画を見て不慣れなエクササイズダンスをしてみたり、一人で呑みに行ってみたり、語学の勉強をしてみたりしています。
私が憧れる人たちのように前を向いてチャレンジしてみたい。
その気持ちだけで「真似」から(いわゆる形から)はじめています。
家族からは「また人に影響されて……」と不評ですが、真似から入るのは恥ずかしいことじゃないと思うし、やってみなきゃ得手不得手は分からないと思うんです。
中には上手く続かないこともあるし、空回りすることもあります。
最近は私の中で北欧ブームがきていて、部屋を北欧雑貨や家具で飾りたくていろいろ通販サイトを検索していました。
でも。でも。思ってたのと何だか違うんです。
ちょっと部屋に家具を置いたくらいじゃ本当に「真似事」で終わってしまう。北欧の歴史も知らないし言葉も知らないしデザインやパターンの生まれた理由も知らない。家具を少し置いただけで終わりたくない。
そんな思いだけがぐるぐるして私は通販サイトを見るのを一旦やめました。
入門の一歩は真似で良いけれど、そこからどう広げていいのか分からなくなったんです。
そこでアグレッシブな人なら歴史を調べたり言葉を勉強したり、家具を集めることをひたすら極めることを目指したりするのかもしれません。私は新しいことを始めるまで勇気が必要な人間なので、今回も「なにかがしたいのになにをしていいか、どうやったらいいかわからない!」な状態になりました。
なにかやりたい気持ちはグワーッと沸いているのに。
その気持ちを発散できなくて若干疲れてしまいました。
えっ、まだ何にもしてないのに!?
地元の湖畔で(想像上の)フィンランドを思いながらビールを飲んで静かに過ごすだけでも許されるのなら、地元の温泉施設で初のサウナにチャレンジするだけでも許されるのなら、それはやってみたいと思います。
たぶん私は「物を準備する」という意味での「形から入る」のが苦手なんだなと気付きました。知識や気持ちを自分の中に落としこんでからじゃないと動けないのかもしれません。
いつかフィンランドに行って湖の周りを散歩したり、サウナに入ってから湖に飛び込んだり、あちらのビールを飲み比べたりしてみたいです。
だからその思いを見失わないように一旦家具通販サイトを見るのはやめて、手始めにサウナのマナーを調べようと思います。そこから北欧うんぬんじゃなくてサウナ―になっていったとしても、それはそれで楽しいかもしれません。
「?」をやってみたいけど、いつも迷走している30路のつぶやきでした。あなたにもやってみたい「?」はありますか?
(タイトル上の素敵な写真はお借りしたものです)
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