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【年間100館訪問者が選ぶ!】絵だけじゃない!超個性的なジャンルを取り扱う都内の美術館4選!

こんにちは!博物館支援サークル「ミュゼさぽ」代表、中尾です!
2024年、はじまってしまいましたねー。
年末年始ともなると開いてる美術館が少なく、少し寂しく感じてしまいます。

新年、せっかく明けたことだし、新鮮な気持ちで美術館巡りをスタートしたくありませんか!?今回は「そんなジャンル扱うの!?」とビックリすること間違いなしの変わり種美術館4選をお送りします!
年に100館、主に東京の美術館を狂ったように食い散らかしている(?)自分としては、この驚きを誰かに共有したいと念願の企画でした!

美術館巡りを趣味にしている方はマンネリ解消にピッタリですし、趣味でない方も、「絵を見るだけが美術館じゃないんだ!」と美術館に興味を持つきっかけにしていただければと思います!

それではいきましょう!
今年はミュゼさぽのNOTEも更新頻度高めにしていきたい…(小声抱負)


「遊べる美術館」東京おもちゃ美術館

最初に紹介するのは、新宿区四ツ谷の元小学校だった施設で開館している東京おもちゃ美術館!

ここは名前の通り、古今東西のいろんなおもちゃを展示している美術館なのですが、他の美術館と圧倒的に違うのは、なんと
手に取って遊べちゃうんです!!
展示してあるおもちゃは遊べるものがほとんどで、けん玉やベーゴマなど定番のものから、昔ながらのどう遊べばいいか分からない不思議な形状のモノなど、まさに「おもちゃ箱」そのもの!

しかもどう遊べばいいかわからないおもちゃについてはスタッフの方が丁寧に教えてくれるので、そこでおもちゃに対する理解も深まります。
一つだけ懸念点を挙げるとすれば、子どもたちの数が半端ないです…。全く悪いことではないのですが、少年少女の嬌声を尻目に成人男性が一人でおもちゃに向き合うのは、少しハードルが高かったです…。笑

友達と一緒に遊びにいくのもありだと思います!めっちゃ楽しい!

美術館公式サイトより。

東京おもちゃ美術館(完全予約制)
毎週木曜休館
10:00〜16:00(15:30最終入館)
東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2番出口より徒歩5分
東京おもちゃ美術館 (art-play.or.jp)

「巨匠の世界を歩いて体感」相田みつを美術館

2つ目に紹介するのは有楽町駅そばの国際フォーラム地下にある相田みつを美術館!
そうです、「人間だもの」です。
なんとここは、詩人であり書道家である相田みつを先生の専門美術館なんです!

やはり展示は相田みつを先生の作品が中心なのですが、詩以外にも迫力ある書道作品やアトリエ風景の展示など、非常にバラエティ豊富。

そして目玉は、相田みつを先生が思索に耽る時に散歩したという栃木県の八幡山古墳の巨大模型!模型の上を歩きながら作品が鑑賞でき、相田みつを先生の思索を追体験できちゃうんです!
何よりこれが大都会有楽町の地下にあることが衝撃…!!
新感覚の書道鑑賞が楽しめること間違いなしです!

美術館公式サイトより。

相田みつを美術館
月曜休館
10:00~17:00 (最終入館 16:30)
東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム 地下1階
有楽町駅[国際フォーラム口]より徒歩3分
相田みつを美術館 ーMitsuo Aida Museumー

「髪飾りでタイムスリップ」澤乃井櫛かんざし美術館

3つ目は、青梅市にあります、青梅線沢井駅が最寄りの澤乃井櫛かんざし美術館です。名前の通り、江戸から近代、現代の櫛やかんざしを展示する美術館です!

シンプルなものから豪華で高価なものまで、とにかく大量の作品があり、また時代ごとの解説も充実しているので、歴史のウラ話からも楽しめちゃうのが特徴です!櫛やかんざしを通して当時の人々のオシャレ事情を覗いちゃいましょう!

さらに、東京の中でも自然の多い青梅市にあるということで、美術館の外に広がる自然も圧巻。夏に行くと傍の多摩川清流の綺麗さは度肝を抜かれるほどです。ついでに近くの御岳にある玉堂美術館に行くと、川合玉堂の豊かな自然画も楽しめますよ!
自然と日本画と櫛かんざしと、とにかく心を休めたいとき、スッキリしたいときはとにかくおススメな美術館です!

美術館公式サイトより。

澤乃井櫛かんざし美術館
月曜、金曜(祝日と11月は営業)休館
10:00-17:00(入館16:30まで)
東京都青梅市柚木町3-764-1
JR青梅線沢井駅下車 徒歩約10分
櫛かんざし美術館-kushikanzashi Museum|東京都青梅市(奥多摩)
どうやら現在休館中のようです…。

「見て触って占える」東京タロット美術館

えっ…?ってなったと思います。そうです、まさかのタロットカードを扱った専門美術館、東京タロット美術館です!そんなのアリか!
浅草橋駅最寄りの東京タロット美術館は、いろんなイラストレーターや画家のデザインしたタロットカードを楽しめる非常にレアな、というか多分ここにしかないジャンルを扱った美術館です!

展示室は一室ですが、壁にたくさんのタロットカードが貼り付けられていたり、それに合わせたどこか不思議な雰囲気の内装になっているので、秘密の部屋を覗いたような、ゾクゾクした感覚を味わえます。世界観すごい…。

この美術館の特徴はなんといっても、
タロットカードを鑑賞するだけでなく、実際に占ってみることもできるところ!
好きなタロットをひとつ選び、机に向かって展開。お茶のサービスもあるのでホッと一息つきながらゆっくりタロットにのめりこめます。あれ、自分、美術館に来たんだっけ…?

タロットなんてわからない!という方も大丈夫!入門書も置いているので、それを読みながら体験できます!実際にやってみると、展示室の雰囲気もあいまって本当に占い師になった気分…。すっごいたのしい…。

更に来館者にはタロットカードを1枚プレゼントしてくれるので、もうタロット沼に引き込まれること間違いなしです!
来館には予約が必要なのでその点だけ注意してください!

美術館公式サイトより。

東京タロット美術館(完全予約制)
日曜日、祝日休館
平日 10:00~19:00(最終入館17:30)土曜 9:00~18:00(最終入館16:30)
東京都台東区柳橋2-4-2 Ubase浅草橋6階
JR総武線「浅草橋」駅東口 徒歩3分
東京タロット美術館 | Produced by NICHIYU (tokyo-tarot-museum.art)

はい、ということで、美術館のイメージを大きく覆してくれるような非常に特色のある美術館を4館、ご紹介しました!
どの館も自分のカラーや魅力を最大限に出すための工夫を凝らしてらっしゃるので、単に変わり種なだけではなく、超面白くて新たな発見がある、とにかくおススメな美術館たちです!
2024年も学生の視点から色んなメンバーが博物館の楽しさをガンガン広めていきたいと考えていますので、ぜひフォロー等々よろしくお願いいたします!

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