何才からのミュージアム? ー斎正弘「フォーラム・連続公開インタビュー「美術館ワークショップの再確認と再考察-草創期を振り返るー」

 何才からミュージアムにいく?

 その子によっても、そのミュージアムによっても、その展示によっても異なるだろうけど。

 もちろん幼児向けのプログラムがあったっていいし、ベビーカー・ウェルカム・デーがあったっていいんだ。ちいさい子をミュージアムから締め出したいわけじゃない。

 でも、特定の展示に対して、その適性年齢ってあまり意識してこなかったかも。

 宮城県美の斎正弘さんが「だいたいね、お前は誰?と聞いた時に「お母さんの子ども!」っていっているうちは(美術館に)来なくていいんだよ」(フォーラム・連続公開インタビュー「美術館ワークショップの再確認と再考察-草創期を振り返るー」)っておっしゃっている。

 そう。見て楽しいっていうのもいいのだけど、本当に楽しもうと思うと知識や経験、そして思考力が必要とされる作品もある。その人生のお楽しみとしてとっておいてあげたい気持ちもある。
 
 でも、文化・芸術やミュージアムに抵抗感が生まれる前にアプローチしたいという思いもある。
 
そんなわけで、来年の博物館教育論の講義の1つは「何才からのミュージアム?」にしようかなぁ。

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