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貴乃花親方の引退(退職?)問題について

貴乃花親方の引退届を巡って、また相撲界が揺れています。
本人は「引退届」、協会の解釈は「退職届」という行き違いもあり、そのことについても貴乃花親方からきちんと納得のできる説明がないまま、いまだに昨年から続いた「貴の乱」の水掛け論をやっているので、話は全く前に進まず、マスコミも振り回されて、ワイドショーは毎日この話題を取り上げて、もううんざりしている方も多いのではないでしょうか。

貴乃花親方 1972年8月12日生まれ
一白水星
申酉天中殺

ご存知のように、貴乃花は「平成の大横綱」と呼ばれ、華やかな現役時代を過ごしましたが、2002年1月9日に引退、一代年寄となりました。

お父様は大関、叔父様は横綱という、まさにサラブレッドの家系で、自身も兄弟揃って横綱という、まさに相撲の申し子のような方でした。

家庭内では母親の不倫、両親の離婚と問題が続き、お父様も急死されるという波乱続きでした。
現役時代は仲の良かった兄、若乃花との仲も暗雲が立ち込めるようになり、若乃花が角界を去るということになりました。
占い的に観ますと、この二人は、同じ世界ではいきられない関係でした。

結果的に角界に残った貴乃花は、将来の理事長も噂されるように順調に親方として活躍していました。

つまづきは2016年の理事長選で、貴乃花親方は周囲との問題を起こしながら立候補し落選しました。
この年は天中殺年でしたから、自分の起こした行動は裏目に出ます
周囲は決して味方に回っていないことは明らかだったわけですから自重すべきでした。
ところが人間が気持ちだけスーパーサイヤ人になってしまうのが天中殺です。普段ならしない決断をしてしまうのです。
なぜかと言いますと、そこに人間の欲があるからです。

もし貴乃花親方が本当に「協会の改革」のために立ち上がるのであれば、天中殺は選ばないはずです。天中殺を選んだということは、欲が優先していたということです。「協会の改革」は確かに必要ですが、「協会の改革を自分の利益にすり替える」というのは本末転倒です。

そして、この天中殺で起こした行動が転落の始まりとなるのです。

2017年10月に弟子が横綱 日馬富士に暴行を受けたとして、相撲協会への報告もなく警察に被害届を出したことから大問題となり、結局、日馬富士は引退に追い込まれました。

2017年も天中殺年でしたから、貴乃花は行動を間違えやすいのです。
長くなるので省略しますが、貴乃花親方は白鵬をはじめ、モンゴル出身力士とは普段から軋轢があり、どうも弟子が怪我をしたことを利用した匂いがするのです。2017年の天中殺は「弟子を犠牲にする」という意味の年でした。

本来は日馬富士が暴行したにせよ、自分が巡業部長で巡業中に起きたことですから、まず自分が監督責任を負わなければいけないはずですが「自分たちは被害者」の一点張りでした。
怪我をした頭部の写真も公開されましたが、何人かの医療関係者が「あの処置であれば軽傷」と証言しているにも関わらず、2日も相撲を取っていたのに、写真が公開されたら、なぜか「頭が痛い」と言って欠場。
そして「2回も診断書を取るなんて不自然」という指摘まであったのに、なぜか日本中が貴乃花親方擁護にまわりました

私はこの時に「貴乃花親方は間違っている。本当に角界のことを思ったのか、自分の利益のためだったのかは、今後必ず結果が出る。天中殺にとるべきではない行動を取ったので、運気が大きく落ちるのは間違いない」と言った趣旨のことをブログで書いておりました。

結果は12月に理事解任、2月に自分の弟子の暴行問題、3月場所での意味不明な行動で協会から叱責を受けたりで散々でした。
それでも世間では貴乃花親方擁護の声が多いことについて、私としてはこれにはこれで深い「理由」があります。ここでは伏せますが。

さて、そんなことが続いた挙句の今回の「引退届」で、世間では意外といったような反応をしていますが、私は何の不思議も感じませんでした。
天中殺を2度も使った人が、なんの根拠もなく人生が好転するなんてありえませんそして3度使えば、ほぼ社会的に死となります
今回9月は貴乃花親方の天中殺月でした。
これでthe endです。

本人は「これからも相撲界をサポートしていきたい」なんて言っていますが、まず無理でしょう。
私とすれば、本当は角界のことなんか考えていない駄々っ子が、理事長選で落ちた腹いせをしようとして失敗して、そのことが発端で自ら墓穴を掘ってしまったとしか思えません。

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