占い師との付き合い方:part2
さて、「鑑定」をしてもらって納得出来たら「ご指導(アドバイス)」に移るわけですが(はずですが)、「鑑定」に疑問を感じたら、必ず納得いくまで質問してください。できるだけ具体的に聞いてください。
もし納得出来なかったら「もう結構です。ここまでで、おいくらですか?」と打ち切りにしてください。
納得出来ない「鑑定」であれば「ご指導(アドバイス)」も納得出来ない、結果のでないものになるからです。
ただ、ここに大きな問題があるのですが、占い師があなたの「お望みの答え」を言ってくれるとは限りません。
むしろ望んでいない答えを言ってくることが多いと思います。
すでに困っている、思い通りにいかない問題があるから占い師のところへ来ているわけですから、まともな占い師なら、それが起きている問題点を指摘してくるはずです。
指摘してこないということは「ご機嫌とり」をしているということです。
指摘してこないということは、何も変わらないということです。
そういう問題の指摘を受け入れる気持ちがないのなら、お金を払って占い師のところに行く意味がないと思います。
「今のままでいいですよ〜」とか「(何も変えていないのに)今に良くなりますよ〜」という根拠のない慰めにお金を払ったって、未来は何も変わらないからです。
私はご依頼を受ける時に、こんな会話をします。
※ちょっとオーバー気味に書いております
依頼者をAさんとします
Aさん:先生、よろしくお願いします。
私:頑張りましょう!しかしこれから苦が始まりますよ。当分は、あなたの考えや行動は全て否定します。
Aさん:えっ!?どういうことですか?
私:あなたの考えや行動が今の結果を招いたわけですから、あなたを変えようと思ったら、あなたの考えそうなこと、やりそうなことは全て否定しないと、あなたは変わらないということです。
そして一度でも、私があなたが考えているとおり、やりたいことそのものをアドバイスしたら、私は偽物ですから、私を排除してください。
Aさん:・・・(ほとんどの人が考え込みます)
そして「やります!」という人だけが人生を変えます。
もちろん風水や行動学などを駆使して効果も上げるわけですが、基本的にこの考え方が理解出来ない人の依頼は受けません。
だって、これ以外に変える方法ってあると思いますか?
さあ、最後の話ですが、これだけは頭に入れておいてください。
占いは幸せになる道を示してくれる道具(ツール)ですが、人を思い通りにする道具ではないということです。
あなたが好きになった人がいるかもしれないけれど、その人もあなたを好きにさせてしまうための手段ではないということです。
もちろん占い的に観て、いい条件が揃っているのなら、そういうこともお手伝いしますが、あなたが好きになった人を「この人との将来に幸せはない」ということを納得してもらうための手段でもあるのです。
占い師の仕事は「相談者に幸せになってもらう」ことです。
そして「幸せ=あなたが望んでいること」とは限らないということを知ってください。
最後に、占い師は生身の人間です。
普通の人間です。
占いを勉強しただけなのです。
自分のことを神の化身のように語る占い師は信じてはいけません。
過去世で○○だったとか、どうでもいいことです。
実力がないから、そういう飾りが必要になるのです。
そういうことに気をつけながら、あなたの人生の主治医になる占い師を見つけてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?