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占い的辛口恋愛講座:11

『占い的辛口恋愛講座』は、武蔵野算命塾のnoteのコラムの中でも、ご好評いただいているシリーズなのですが、実はまだ続きがありました(色々書くべきものがあって、そのまま保留になってしまいました)。
最後に書きましたのが2019年6月『占い的辛口恋愛講座:10』。
突然の再開となりますが、シリーズの続きを書いていきます。

この機会に、過去のコラムを読み返していただくのもよろしいと思います。


相性のお話をいろいろしてきましたが、今回はちょっと「え!?」という話になりそうです。

相性というのは、前回(だいぶ前ですいません。。)も書きましたように「恋人の相性」と「夫婦の相性」は違うのですが、それとは別に「性格」や「行動性」による相性もあります。
また「相性」とはちょっと違いのですが「結びつきの強さ」というものを観ることもできます。

そういうことを聞くと、皆さんは尚更相性がいいことを望むと思うのです。
そこでお聞きしたいのですが、相性が悪いことを望む人はまずいないと思いますが、「すごくいい相性」と「まあまあの相性」のどちらがいいでしょうか?

「『すごくいい相性』に決まってるじゃん!」と言われると思うのですが、ちょっと待った!

実は「何から何までバッチリ」という相性というのは、あまりいい結果にならないのです。
特に、結婚にはあまりよくありません。

「相性がいい」ということは、見方を変えれば、「相手が考えていることもわかる」ということです。
「多分こういうことを考えているんだろうな」ということがプラス面で出ている時はいいのですが、例えば何かでぶつかって謝っているときに、「本当は悪いなんて思っていないくせに。。」なんてことが手にとるようにわかってしまったらどうですか?
相手のウソがすべてわかってしまうということは、決していいことではないのです。

また、人間はわからないことは不安なのです。
相手の気持ちがすべてわかるわけではないから、その不安を埋めるために、食事に行ったり、ショッピングをしたり、旅行に行ったりします。
結果、そういうことが、実際には不安の解消ではなくて、愛を深める努力になっていったりするのです。

「何から何までピッタリ」という相性は「恋人型の相性」と言われます。
恋人の時はペアルックを着たり(ひと昔前はそうだったんですよ!)、どこにいくのも2人だったりで、お互いの愛を確認しますが、それは一緒に住んでいないから、言い方を変えれば、家に帰ったときには自分だけの空間と時間があるからこそできることなのです。

ところが、夫婦は仕事に出ている時以外は一緒にいるわけですから、そんなことをやったり、さらに考えていることまでわかってしまうと、息が詰まってしまうのです。
そして行動まで共にしようとしますから、相性の良すぎる夫婦というのは、結構離婚に至ることが多いのです。

私どもは、結婚のご相談を受ける際に、相性があまりにもいい夫婦には「1人1人の時間を大切にしないと、別れてしまいますよ」ということをよくお伝えします。
夫婦は多少ミステリアスな部分が必要だということです。

同じということでは、同じ天中殺どうしというのは、相性としては悪くないのですが、ひとたび問題が起きたときに、別れたくても別れらない「腐れ縁」になってしまう傾向があります。

結婚して、一度も喧嘩や波風が立たないなんてことはありません。
育った環境や性格が違う2人が、一緒に暮せば多少の波乱はあります。
「一度も喧嘩したことはない」というのは、どちらかが一方的に我慢しているだけです。

「腐れ縁」というのは、普通は離婚になってしまうこと、あるいは離婚した方がいい状態でも別れられませんから、それはそれで大変です。
夫がギャンブルで借金を作って、子供に対してDVまでやっているのに別れられなかったらどうしますか?
悲劇が地獄になるだけです。

別の観方なのですが、相手の生年月日は関係なく、生まれ月から観て3ヶ月以内に知り合った人は「腐れ縁」になります。
例えば7月生まれの人だったら、7月〜10月に知り合った人です。
この腐れ縁は決していい関係にはならない、でも別れられないから要注意です。

もうひとつ覚えておいて欲しいのは、天中殺が真反対の関係です。

子丑天中殺と午未天中殺
寅卯天中殺と申酉天中殺
辰巳天中殺と戌亥天中殺

この結びつきは「運を止める関係」です。
出会ったところで、運が止まってしまうのです。
つまり、どちらかの運気が低下していた時に知り合うと、もう一方の運気もそこに引っ張られて止まってしまいます。
そして動かなくなるのです。
ずっと運気が悪い夫婦(恋人)になってしまうのです。

天中殺が真反対の場合は、お互いに良い運気のときに出会うことが大事です。
そうすると、そこで運気が止まって…落ちなくなります。

よくあるのが、恋人どうしが喧嘩して、彼氏の先輩に相談していたら、その先輩とくっついてしまったという例です。
これは天中殺が真反対の間柄の場合に多いのです。
当然、運を止め合ってしまいますし、止まってしまった運は「相談相手」ですから、「この人、頼れそう」なんて恋愛関係になって結婚しても、「相談相手の縁」しかないので、夫婦になるとうまくいかなくなります。

こういうことが、相性の中に存在するということを覚えておいてください。

といっても無理なので、恋愛や結婚は、一度は信頼のおける占い師に相談されることをお勧めします。

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