見出し画像

動物と暮らすと、少なくとも人生が300倍は豊かになる説


日本から海を渡って連れて来た(連れて来て貰った)猫3匹のいるお陰で、それまでの生活から一変、猫中心の生活になった。
元々捨てられたのか、ストリート生まれなのか、駐車場や道端で拾った野良達が、まさかヨーロッパで一緒に暮らす事になろうとは、僕自身もサプライズ。
こうなったら運命共同体、人生(猫生?)の最後まで付き合っていこうじゃないか。

動物はなるべく自然の中で生きていければ良いと思う反面、野生動物にとっては暮らしづらい時代の中で、どうしても見捨てられずに拾ってしまい、大陸まで渡ってしまった矛盾の中、ビエラは動物のサンクチュアリを作れたら、もう今回の人生は最高だとほのめかしている。

ネコ生活を少し振り返ってみる。


旅から帰国後、四国を旅中に駐車場で泊まってたら、森の中からひょっこり出て来た2匹のやせ細った子猫、「どんぐり」と「いなり」の事が、なぜかどうしてもほっとけず、翌日になっても側から離れようとしないので、連れて帰った(車に乗って来た)のが、今から7年も前の事。


ビエラが日本にやって来る数日前の事で、来た瞬間は驚いてたけど、可愛い!って喜んでたからラッキー。


その数ヶ月後、今度は島根のネコ捨て場に偶然迷い込んでしまった僕らの前に現れた一匹の猫「たぬき?」(※ビエラと兄命名)
2日経っても、ビエラがどうしてもあの子が心配!と言って聞かないので、もう一度その場所まで戻ったら、またひょっこり姿を表したので、これはもうしょうがないと、一緒に帰った。


その後、「どんぐり」から生まれた「あずき」達3匹の子猫。


生まれた一匹は東京の友達のところへ。
母親のどんぐりともう一匹の子猫が、ある日突然姿を消して、それ以来どれだけ探しても帰って来なくなった。
あれは家出だったのか。


そうして2年前、一足先に住み始めてた僕らの後で、日本のブラザーみっちゃんとビエラ二人掛かりで、3匹の猫を日本からドイツまで連れて来て貰ったのだった。
お願いしたの俺だけど、普通来てくれる?
猫連れてドイツまで来てくれる?
そういえば、最初の2匹と出会った時も、みっちゃんと一緒にいた時だった!もう僕らの里親も当然。
いや、神か仏だ。



猫達のあっさりすぎる性格を見てると、なんか自分までくよくよしてる時間が凄まじく減って、寂しい思いをする事もない。
その上、家での揉め事も激減するという好循環。
猫様!

人間以外の生き物と生活を共にすると、こんなにも豊かな気持ちになったり、他の生物の事を考えるきっかけになったりするんだね。

すっかり人生を狂わされたネコ達は何を思うのだろうか、僕には知る由もないけど、あの日、道端で出会ったのも何かの縁、めいいっぱい一緒に暮らして生きたい。
テーブルやソファーをガリガリしたって全然許しちゃうし、たまに外からネズミを捕まえて来るのは遠慮してもらいたいけど、まあしょうがない。

次はチェコだ。
でも、毛まみれになるカーペットの家だけはもう避けたい。





【感想がレターポットだと最高】


いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!