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むるめ辞典–日々−

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#一駅ぶんのおどろき

むるめ辞典

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■自由

[読]じゆう

自らに由る

[例文]

着ている服を馬鹿にされる

メイクをけなされる

自分の顔が恥ずかしい

右に曲がるなと言われる

左に行ったら怒られる

あっちにいけと指示される

食べる物がない

空から爆弾が降ってくる

明日にも死んでしまうかもしれない

帰れない居場所がない

こんな風に、いつもチクチク不安に刺されて日常を過ごしたくはない。

贅沢は言わないけれど、毎

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■理不尽

[読]りふじん

上司ってのは

[例文]

その場の思いつきで、なんとなく前に後ろに揺れてきただけなのか。これまで何十年も、一体何やってきたんだ。

犬に食われて死んでしまえ。骨までしゃぶられてろ。

いったい私はここから何を学ぶんだ。

お前らの骨なんか絶対に拾わないからな。

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■教育

[読]きょういく

教え育てる

[例文]

子供の無意識の心は択んでいく。日常から何を感じ、どう考え、生きていくのかを。

育てるとは、共に生活を送ること。

そしていつかその生活に、迷い恥じ入る時がきて胸を刺す。

それを受け入れてくれる人たちがどれだけ大切であるか、子供たちはまだ知らない。

そういうことを教え育てる親でありたい。

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■誕生

[読]たんじょう

20年後の君へ

[例文]

長女が生まれた月にデニムを買った。

リーバイスとナイキのロゴがお気に入り。20年後に長女にプレゼントするつもり。

そこら中が破れてボロボロになったデニムを20の娘が喜ぶとは思えないけど、まあ記念だ。それまで元気に生きて、無事に受け取ってくれさえすれば、それでいい。

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■親子

[読]おやこ

親の心、子知らず

[例文]

卵が先か、鶏が先か。

親子丼を作りながら、どっちだっけ。

鶏が先だな。

卵はあとからとじよう。

やっぱり親が先に逝くべきだ。

そんな気持ち、子供にはわからないか。

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■野暮

[読]やぼ

野原から暮れる陽をみる

[例文]

てやんでぃ てやんでぃ

あのお日様が目にはいらねぇかぁ!

なに?ビルが邪魔で見えねぇって?

だったら野っ原でも行ってきやがれ!

心洗って出直してきな!

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■追求

[読]ついきゅう

追い求める

[例文]

仕事をどんどんちぎって細分化し、テーマを決めてデジタルで追い求める。そうやって原因をみつけて改善する。

もうしばらくこのやり方を続けているけれど、まったくもって疲れた。

だって心が動かないんだもの。

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■迷子

[読]まいご

迷ったとき、そこにいた女の子

[例文]

道に迷ったので、その辺に車を寄せて近くにいた女の子に道を聞いた。

とても親切な子で、しばらく仲良く話ていたら突然に私の車のフロントガラスからタイヤまで、猛烈にけなし始めた。

まるで意味がわからず呆然としていた私を残して、彼女はそのまま去っていった。

大人でも子供でも、女の人は何をもって怒り出すのかわからない。女性は何歳であ

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