smokers oracle
僕にとってとても大切な作家、ポール・オースターが先日亡くなった。少し体調を崩していることはなんとなく伝えられていたけれど、それはちょっとした不調であって命に関わるようなことだなんて考えもしなかった。まだ未訳の長編があとふたつほど残されていて、本国での出版からきっかり10年ほど遅れて邦訳が出るというこのペースのおかげでまだ「オースターの新刊を読む」というたのしみが残されているのは不思議だが今は少しうれしい。ポール・オースターの小説とスチュアート・ダイベックの短編は僕にとって海外