サウナ初心者フィンランド旅行記 - 3日目② バルト海でサウナ

2019.11.4 (MON)
ヘルシンキ（日本との時差 -7時間）
公衆サウナ④ バルト海のLöyly Sauna（カンピセンターからバスで13分）

世界一まずい飴と言われるサルミアッキ、実は私たち夫婦は割と平気だったりする味覚の持ち主。まあ好んで買うほどでもないが。あれはしょっぱ甘い変な味なのだが、ちょっとアサヒの梅ぼしタブレットに似てる気がする。パッケージのデザインは好き。

ところでフィンランドは酒の販売が厳しくて、アルコール度数の高いお酒は国営の酒屋での扱いになる。スーパーの売り場も21:00にはその区画だけ閉まるとか。レストランやバーでは飲めるが、どのみち酒税も高く、ワインベルトからも外れているため、ワインの値段は日本と同じくらいだった。

国営の酒屋Alkoのロゴ

Löyly Sauna ロウリュ サウナ

Löyly Saunaは、バルト海横にある2016年にオープンしたおっしゃれサウナ。

公式より

土曜の朝だけやってるモーニングサウナに行こうと思ったけれど、予約が取れなかったので夜に向かった。

結論からいうと、うーん、期待しすぎた。というか、同日昼間に行った湖サウナが面白すぎた。

まず、すごくアーバンな作りだけど、この周りはなんっにもない。まじでない。再開発地区なのか、工場とかがぽつんぽつん。そんな港の端っこ。

近所の風景。さみしい。アーバンなイメージよ、いずこ。

フィンランド、こういうタイプのベランダがあるマンションが多い。いいなあ、と思うけれど時々ガラスが外れてるところがある。落ちてるんじゃないよな……。

実際はこんな暗くて心細い

Löylyは、思ったよりも狭い。更衣室もなんだかみっちり。ロッカーは下段が地下に埋まったような造りで、とっても取り出しにくい。

そしてファミリー多め。あとは若い男女。重い蓋炉の開けてロウリュをするのだけれど、結構出入りが多くて電気サウナはなかなか暖まらない……。

このラグジュアリー感よ、いずこ。

まあでも、とりあえずバルト海へ。

別の日に撮った写真。実際は真っ暗。
（土曜の朝に来たら、もういっぱいだからって帰らされたんだよね）

外に出る。ビュービュー海風が吹いていて、一瞬で身体が冷える。凍る。

てか夜のバルト海、めちゃくちゃ怖ええ。漆黒！！ 死が近い。はい、ギブ。マユちゃん泳げません。

室内の男女共通のシャワーブースには、コントみたいな桶シャワーがあり、冷水をキャーキャー言いながら何度も浴びてる少年たちが。お前らはさぞ楽しかろうよ……。

ザバー。

写真映えはすさまじいんだよな、ここ

湖サウナの後だからこんなもんなのかな。と、少ししょんぼりしていた。ふと、外への扉を開けて、海と逆側に向かう人たちが。ん？ あれは？

なんと外の目立たないところに、現代式スモークサウナ部屋が。これは気付けない！なんか、掃除用具入れみたいにしか見えなかったし。

中は、すごく暑い、いや、熱い。部屋の暗さも密閉度も申しぶんない。なるほど、これはいい。

そろそろ出ようかなと席を立ち上がったタイミングで、誰かがロウリュをした。蒸気をモロ顔に浴びた。ハチャチャ。火傷する。

慌てて外に出ると、あれだけ寒かった外気がめちゃくちゃきもちよかった。今ならバルト海も行けるかも……？ あまり誰にも見られずに入りたいなあ、と思っていたら、フィンランド人のおばちゃんがめっちゃみてる。GOGO！みたいなことを言われる。

結局、太ももまで浸かって終了。足先、スネ、そして太もも。3日で、着実にレベルアップしている私。えらいぞ〜。褒めて。

一方夫は、いくらなんでも冷たいし痛すぎる、とか言いながら、ザッと入ってすぐに出ていた。サウナーでもそんな感じすか。

人が少ない時間や時期を狙ってゆっくり入るならいいサウナかもしれないけれど、当分人気だろうなあ。でも、現代式スモークサウナを気軽に味わうのは結構いいのかもしれない。まあ一度は行ってみたい場所ではあるよね。

なお、併設のカフェはすごくおしゃれなので、ここでのんびりするのはよさそう。こういうおしゃれさが日本のサウナにもほしい。

次回、一応フィンランド、ラストサウナ。最後の最後で、私は世界でいちばん好きな、最高のサウナに出逢いました。

● Löyly Sauna
[営業時間]  予約はした方が無難
月火水 16:00 - 22:00
木 13:00 - 22:00
金 13:00 - 23:00
土 8:00 - 10:00 & 13:00 - 23:00
日 13:00 - 21:00

 [サウナ]
大人19€（バスタオル込）
水着着用
ロッカーあり

 電気式サウナ／セルフロウリュ
温度：85℃くらい
 現代式スモークサウナ／セルフロウリュ
温度：95℃くらい

 水風呂：なし。代わりにシャワー、桶シャワー、バルト海。

 [アメニティ]
シャンプー、ボディソープあり。

 ★TIPS
冬はバルト海までのルートが冷たすぎるからビーチサンダル必須