微粒子企業の【潰れないお金の回し方】
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■コロナ関係の融資が
一段落したこともあり、
個人事業主や法人の方は
そういった融資により、
もしかすると
【資金ある程度潤沢にある】
という状況があるかもしれません。
そういった状況を捉え、
いろいろな業者の方が、
その営業活動に
精を出しているようです。
今日はそんなことから
お話を続けていくことにいたします。
■やはり
資金がない状況であれば、
関係のないお話なのですが、
資金がある状況だと、
どうしても
『必要のないものまでに
投資をしてしまう』
ということが
少なからずあるもの。
そういった
経営の(ある意味麻痺してしまった)
状況を捉えて、
いろいろな業者の方が
営業をされてくる
ということは
少なからずあるのではないでしょうか。
しっかりと
資金の使い道を明確にした上で、
その投資の意思決定を
していかなければ、
資金繰りは
立ち行かなくなってしまうので
くれぐれも注意が必要です。
■そういった
『資金繰り観点』
のお話なのですが、
経営のスタイルによっては、
ビジネスモデルとして
【資金ショートがしやすい】
という事業が見受けられます。
その中でも一番怖いのが、
売上の入金より
『仕入』や『外注費』
など支払いが
先行している状況。
『売上の入金が遅い』
というのは
『売掛金があるから』
ということですね。
仮に、
売掛金の入金が
翌々月の10日であったとして、
その仕入や外注費の支払いが
翌月末日であったとしたら…
どうしても
仕入や外注費の支払いが
先行してしまいますよね。
結局のところ、
その先行した分
自己資金を持っておかなければ、
資金は回らなくなる
ということです。
■また、
仕入が起こっている
にもかかわらず、
その仕入れた商品が売れていない
状態が続いていたとしたら、
それは
仕入商品が眠っている
状態になってしまい、
いわゆる
『在庫』
になってしまいます。
この在庫が多ければ多いほど、
売上に貢献していない
現金の支出が出てきてしまうため、
これも
資金が回らなくなる
要因ですね。
このようなことから考えると、
売掛金を回収する時期と、
買掛金(仕入や外注費の支払い)
を支払う時期との間の資金
及び、
この在庫が寝ている間の資金を
なんとか『運転資金』として
確保しておきたいところ。
この運転資金がないと、
経営自体が回らなくなる
ということは
容易に想像がつくのではないか
と思います。
■それと同時に
努力をしたいのが、
『売掛金の入金』
に関しては、
【できるだけ早く回収すること】。
逆に
『買掛金の支払い』は、
【なるべく遅く支払いをすること】。
そして
『在庫』に関しては、
【できるだけ仕入が先行しない
ようにすること】。
このようなことを心がけていくと
資金繰りは改善していきますよね。
■『売掛金』
に関して言えば、
極論でいくと
【現金払い】
にしてもらうのがベストです。
それが厳しいとしても、
翌々月に入金されるものに関しては
翌月の入金に変更してもらう
というのでも、
大きな改善ですね。
■『買掛金の支払い』
に関しては、
逆に
もし現金払いをしているのであれば
【翌月末の支払いに変えてもらう】
ということ、
翌月末の支払いに
しているのであれば
これを
【翌々月中の支払いにしてもらう】
ということ。
こんなことで
手元に残っている資金は
キープできることになります。
■さらに
『在庫』に関しては
【受注をしてから仕入れる】。
また、
受注した金額の
『売上金の入金』については、
【まず先に入金をしてもらい、
その入金を確認してから
商品の注文をする】。
このような流れが作れると、
グンと資金繰りは改善する
というもの。
■もし
あなたの業務内容で
こういった点で
改善できる点があれば、
このような改善を
加えていってみては
いかがでしょうか。
本当に目の前が
見えづらくなってきた昨今。
そういったご時世ですので、
『資金ショート』は
決して他人事ではない
と言えます。
しっかりとした
危機意識を持って、
経営を考えていきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・融資により資金が潤沢にある状況は、
その資金の使途を明確にしておかないと、
思わぬ投資に手を出してしまい、
資金が焦げ付いてしまうことに
繋がりかねない
ということを心得ておくべし。
・『売掛金』に関しては
【その回収をより早く】、
『買掛金の支払い』に関しては
【その支払いをより遅く】し、
また『在庫』に関して言えば、
【売上を受注して仕入を発注する】
という流れを作ることにより、
資金繰りはグンと改善できるものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
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よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
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