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広がる「美×介護」の力②

皆様、こんにちは!

本日は、前回引き続き「美×介護」の力を体感したプレゼンを皆様にお伝えいたします。

また、書籍『美しい歳のとり方は「介護の現場」が教えてくれた』

より自分らしく生きるための41のマストルール

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ぜひ、ご一読くださいませ✨

広がる「美×介護」

水曜日クラス編

水曜日クラスは3グループ、年齢や介護度、身体状況も様々でしたが素敵なプレゼンでした。

トータルコーディネートで背筋が伸びる

あるグループは、トータルコーディネートをメインとした施術で、姿勢も表情も美しくなることを証明してく

普段は車いすで、座っている時は前傾姿勢、また麻痺の影響でいつも唾液が少し垂れてしまうという状態でした。

3回目の施術では、メイク、スカーフ、帽子、またウィックをつけて写真撮影を行うと、背筋が伸び、目や口元にも力が入り、撮影中は唾液が垂れることもなかったそうです。

身だしなみを整え、多くの人に見られ、写真を撮影するということはとても良い刺激になったのではないでしょうか。

発語メインの方レクリエーションをしながら

102歳の女性、触れられることに拒否があり、また認知症があるため意思決定が困難という点に着目した施術を提案。

このグループは「美×介護」をよく実現していました。

介護美容というとメイクやネイルなど美容がメインとなりやすいですが、ハンドマッサージや足のマッサージ中も、ホワイトボードやイラスが書かれたカードを使用したクイズを出しながら施術をしていました。

クイズを答えることに夢中になり、施術に対する拒否もなくなったそうです。さらに「おうてる~?」と自ら答えがあっているか聞くようになったんだとか。

施術後も、職員への発語が増えたそうで脳も活性化できる「美×介護」はとても素敵だと思いました。施術を重ねていくなかで、その方のお持ちの能力を発見し、引き出す。

時間をかけてその方と向きあっているからこそできることだと思います。


金曜日クラス編

☑一番安心できる場所での施術

こちらのグループは、3回の施術中2回とも不穏症状が出てしまい、施術ができませんでした。たまたま3回目は施術場所が変わり、いつも過ごされている場所で施術を行ったそうです。

すると、いつもよりも落ち着かれ施術も受け入れてくださったそうです。座る位置や、その方の目線に入るもの、音など細かい部分所までこだわった環境作りを意識した「美×介護」の施術を今後は提供したいとのこと。

ぜひ、今後も施術内容だけでなく、ご利用様の合った環境づくりを忘れず、素敵な施術をされることを楽しみにしています!


☑「美×介護」の効果を数値化して伝える

施術の効果をご利用者様の反応、施設様へのモニタリングを行いながらフェーススケールや5段階で評価したものを、グラフや表を使って伝えてくださったグループもありました。

「美×介護」の効果というものは、一人一人介護度や身体状況も違うので、効果というものは少し伝えづらいものです。

施術を重ねていく中で気づく、目線、表情、身体状況の変化。

私たちから見れば、ごくわずかな変化かもしれませんが、その方においてはとても大きな変化かもしれません。

私も、変化を見逃さず、その人らしさ、その人の活力を引き出すお手伝いができるよう訪問ビューティサロンのほうでもしっかりとサービスを提供できるよう心掛けていきたいと思います。


訪問ビューティサロン VIGOR CARE


水曜日、金曜日クラスの皆様、素敵なプレゼンをありがとうございました!

皆様の更なる今後のご活躍を期待しております!

次回で、広がる「美×介護」の力は最後になります。

お楽しみに~

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