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介護予防としてのアピアランスケアの可能性①

皆様、こんにちは!

今回は、国際医療福祉学研究科修士課程医療福祉経営専攻・医療福祉ジャーナリズム分野での研究について書いていこうと思います。


研究のきっかけ


大学院時代に、「美しくいきいきと老いること」~アピアランスケアに深さと広がりを~というテーマで、課題研究論文を書かせていただきました。

今回はその内容について少しお伝えできればと思います。

そもそもの研究の動機は、私が長年ケアマネージャーとして働く中で、多くの高齢者は現在の介護サービスを受けながら生活をしていても、介護保険サービスにてリハビリを受けることができるにも関わらず、

意欲がない、出かけてたい場所ない、やりたいことがないなどと考え、いきいきと生きることができていないことに兼ねてから疑問を抱いておりました。


超高齢化社会へと突入したことを踏まえて、厚生労働省は介護予防として地域包括ケアシステムの在り方や介護予防の理念、具体的なアプローチ方法などを提唱し、心身ともに機能の改善が必要であると示唆しています。

しかし、行政が主体となる地域での取り組みは、多くが運動リハビリテーションや体操など身体的な対策や地域の取り組みとしてがほとんどではないでしょうか?

皆様もよくご存じの通り、介護予防といえば、運動・食事・栄養の改善などが一般的です。

また、介護予防の必要性自体は認知していても、具体的な方法は認知・促進されていないことや、手間やコストがかかるという認識のために行動に移すことができる人は多くありません。

しかし、果たしてこれだけで介護予防は十分なのだろうか?と常々考えてきました。


正しい介護予防とは?


高齢者の介護予防として、美容療法や人生の目標の再設定、コミュニケーションなどが心理的に良い影響を与えることが明らかになっているのにも関わらず、実行できている高齢者は多くありません。

そんな中、高齢者の中にも心理的・身体的なケアを取り入れ、いきいきと生きている方もたくさん見てきました。

その点に注目し、いきいきと生きている人とそうでない人の違いをアピアランスケアの視点で見たとき、どのような違いが出てくるのかを明らかにしたいと思ったことがきっかけで、研究いたしました。


この研究が今の会社の事業を展開していくうえでの大きな軸となり、以前紹介させていただいた本にも繋がります。

そもそもアピアランスケアとは?と思った方も多いのではないでしょうか?


次回は、このアピアランスケアについて続きを投稿させていただきます☘


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