見出し画像

野草とともに

今週は厳しい寒さとなりましたが、
これからは少しずつ寒さが和らいでくれるかな。
2月に入ると春はもうすぐそこに。
春になると野草の季節。

自然農で、かつ食養をベースにした生活をしていると、
その季節に応じて体が食べたいと言ってくるものがある一方で、
この時期にこれはいらんなというものも多くなってくる。
で、春はちょうど採れ続けていた冬野菜が底をついて、
身の周りにあるものといったら米麦以外では
サツマイモや里芋、山芋の残りだったり、
漬物にした野菜たち、干しものにした野菜たち。
後は時々お魚やジビエ。

どうしても食べたいと体が言う時は野菜も買うけど、
基本旬のものじゃないものは求めない。
だから、生の野菜がなくなって、
あぁそろそろ青いもん食べたいなと思ったら
ちょうどそのときに畔に生えてくるんですよ、野草たちが。

最近映画化して、少し前から私がハマっている漫画ゴールデンカムイでも、
熊はフキノトウを食べないと固まった便の栓が抜けないから
獲物を狩っても食べられないというシーンがあって、
まさにそんな感じで、待ってました!という具合で
野草をわんさかとてきてはお料理するを繰り返す毎日が始まります。

ただ、野草を食べたことがある人がどれくらいいるかわからないけど、
食べてみるとわかるのが、そう多く食べるものではないこと。
野草を知りたてのことろは、
この野草も、あの野草も、食べてみたいっていうだけで、
あれこれ試してみるけれど、
実際野草のもつものがなかなかで、
食べすぎると体がだるくなったりすることも。

で、この野草をいったいどんな具合で食べているのだろうとか、
どんな野草が生えているのだろうとか、
どういう方法で料理していて、
どんな味がするのだろうということを
3月にご紹介する会を!ということで、
関西環境教育学会という、
なかなかマニアックっぽい学会の方々向けに
お話をするという依頼があった。

3月なので、まだ出ていない野草もあるだろうけど、
今年のあたたかさを考えると、すでに終わっている野草もあるだろう。
それくらい野草の旬は短期間。
早すぎると全く出ていないし、
油断しているとすぐおいしくなくなる。
その時の気温を肌で感じて、
山に呼ばれたらうどやタラの芽を採りに行き、
田んぼと畑に呼ばれたらヨモギやノビルを採りにりに行く。
年々動物的な勘は磨かれていっている気がする。
目指せアシリパさん(←ゴールデンカムイのアイヌの女の子)


キイチゴとフキの群落、ウルイ。見えないが付近にギョウジャニンニク(数年前に植えたもの)やサンチョウの若木がある。ここの付近にタケノコも生える。蛇のマムシが昼寝をしていることも
ウド、キイチゴ。周囲は突然タラの芽が生えることも。写真手前すぐはイノシシも大好きな湿地

Facebookグループでリアルタイム活動報告しています。
里山暮らし大好き【ミライの村づくり】 | Facebook

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?