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個性を大切にする教育 〜赤ちゃんサロン編〜

寺子屋と同時期に、妻が開催していたのが赤ちゃんサロン。

お母さんたちは赤ちゃんに向き合いながら、
日々不安なこと、気になることがある。
赤ちゃんの育ちにとっていいようにしてあげたいという思いが強ければ強いほど考えることや感じることが多くなっている。

赤ちゃんの育ちはこうですよと、
教科書に書いていることを伝えるという一般的なやり方をしないで、ここでも、目の前の赤ちゃんをみる、
と同時に、目の前のお母さんをみる
ということをやってきた。

お母さんも子育てに向いている人、向いていない人がいる。
向いていても、赤ちゃんへの心地よい向き合い方はそれぞれのお母さんで違う。
向いていなくても、それぞれのお母さんにあった赤ちゃんとの関わり方を提案すると変わってくることもある。

そんなことを基本は赤ちゃんの体をゆるめつつ、
お母さんの体も頭も心もゆるめつつ、
地道に取り組んだ。

そんな中でじっくりと観察できたことが、
個性は赤ちゃんのころからはっきりとあるということ。

生まれながらにもっているものがあり、
たった数年で引き出されることもあり、
乳児期、幼児期で、かなりその子のその子らしさの根っこみたいなことは定まっているなという印象。

これだけはやい段階で、千差万別の個性が備わっている一方で、個性はひとまず置いておいて、一律のプログラムがはやいと幼児期から、遅くとも学童期から始まることになる。

概ね多くの子にあてはまるだろうということで、発達段階とか、発達の過程、道筋という言葉で個性ではなく、社会性を向いて進む道。

もちろんその道は日本だけではなく、フィンランドでも同じだろう。

しかし、日本では多くの個性が花開いていないように思える。
一見花開いているように見える行動をしていても、けっこうみんなやっていることだからやっていますよだったり、いろいろな理由でそうしなければならないからそうしていますよだったりする。

フィンランドでは、個性が発揮されている人の量もさることながら、個性の発揮の仕方がスムーズな印象を受けるのだ。

生まれた赤ちゃんはどの国も同じ。

ならば、その先に、個性の発揮を促進するか抑制するかの違いがあって、それは文化だったり、教育だったり、一つの何かではなく、複雑な何かであると予想している。

ここを明らかにするためのフィンランド視察。

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引き続き、ご協力よろしくお願いします😊




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