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わたしたちは、ちゃんとできていたじゃないか

与論島からの帰り、那覇から羽田の飛行機。
機内サービスがなにもない、
水もコーヒーももらえず、
機内誌もない。
もしかすると機材変更でwifiすらもない(往きがそうだった)、
かもしれないので、
飲み物(オリオンビール)と本(kindle)を確保して、
ANA機に乗り込んだ。

wifiは予定通り使えて、
機内の動画サービスで楽しもうと番組物色していたら、
ラグビーワールドカップのサマリー番組があった。

懐かしい場面がたくさんあり、
こういうふうに公式チャンネルでは褒められていたのか、
とか、こういう表現するのか、とか勉強になりながら、
予選プールA、B、C……決勝トーナメント、
そして、決勝の南アフリカvsイングランド。

はっとした。
南アフリカチームのキャプテン、シヤ・コリシ選手は、
優勝インタビューで、こういっていた。

祖国は実に多くの課題に直面しています。
しかし南ア国民は私たちを応援してくれました。
みんなに感謝します。

祖国はいま本当にたくさんの問題を抱えています。
それぞれ違うバックグラウンドを持つ人たち、
異なる人種からなるチームが、
ゴールを目指してひとつになれました。

南アフリカを心から愛しています。
ひとつになって力を合わせれば
どんなことでもやり遂げることができるのです。

南アフリカのスクラムは、強すぎた。
日本の史上最強のスクラムも、粉砕された。
まさに8人全員で、ひとつになって組んだスクラム。
そこにデクラークという身長172cmのSHがいて、
最速バックスを走り回わらせる。

日本代表のパフォーマンスが世界を驚かせ、
日本のファンが、すべてのチームのナショナルアンセムを歌って、
世界を唸らせた。
そして、あの台風被害へのリカバリーが、
横浜のスタジアムを使用可能にし、
ジャパンがスコットランドを破り、
決勝トーナメントに進んた。

経験と専門知識を活かせば、
リクスを回避することができたし、
その上に乗っかって、
ファンはファンの役割を果たし、
チームはチームの役割を果たし、
成果を得ることができた。

いまその同じ日本人が、
コロナウイルス感染症におびえている。

いろんな考えの人がいて、
いろんな立場の人たちがいるけれども、
ひとつになってやれることはある。
それぞれが果たすべき役割がある。

と、いうことを、飛行機の中で考えた。

飛行機の動画ではカットされていたが、
確認のためにyoutubeを見た。
シア・コリシキャプテンは、インタビューの最後に、

ありがとうございました

といっていた。
気配りがハンパない。

ざらざらした世の中、
気配りや感謝と笑顔を絶やさないようにしょう。