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エコバッグを笑うのは100%おっさん

居酒屋かわうちでお弁当を買った。
レジ袋に入れてくれようとしたので、
「袋いらないです」
とお断りした。
かわうちの大将は、いったんは袋を取り出す手を止めたけど、
「やっぱり弁当、持ちにくいよ」
と、ふたたびレジ袋を引っ張り出そうとする。
「いや、いらないです」
「でも、タダだから」

タダだからもらってもいい、というわけじゃない。
2円だか3円だかかかるから、買わないというわけでもない。

レジ袋を買わない(もらわない)、エコバッグを使う、
というのがわたしにとっての気候正義Climate Justiceなのだ。

Climate Justiceとは、地球温暖化は自然現象ではなくて人為的なもの、
少数の人が多数の人たちの生きる権利を奪っている、
それをちゃんと考えて行動しましょうね、ということ。

かばんの中には、いつもエコバッグがある。
エコバッグを使い始めたら、これはこれで楽しくなった。
エコバッグを売っていると、ついつい手にとってみる。
ついつい買ってしまう。
いろんなエコバッグがいま、部屋のインテリアになっている。

エコバッグを使っていると、笑われることがある。
エコバッグを笑うのは、100%おっさんだ。
若者はなぜ政治に関心がないのか、と口癖のようにいうおっさんも、
自分の一票が何の役に立つのか、という意見に腹を立てるおっさんも、
レジ袋をもらわないことが何の役に立つのか、とわたしを笑う。

Climate Justiceは生活を切り詰めることでも、
我慢することでも不便に甘んじることでもない。
小さなアクションを起こすことで、
生活の質が良くなったと感じるし、
自己肯定感が上がる。

昨日の大隈塾は、環境アクティビストで古着屋DEPTのオーナーeriさんだった。