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必要なのは知識と身体能力

スマホがぶるぶるっと震えた。
電話がかかってきてた。
画面を見ると、高校の先輩から。

「どうしてる?」
と。

2011年の目黒区議会選挙に挑戦したときにお世話になった。
先輩の会社が目黒にあったこともあって、
「まああんまり力にはなれないけど」
といって、10人ぐらいのメンバーで、
定期的に食事会をするようになった。
いろんな人たちから、「票」ではない応援をしてもらった。
いまでも、facebookにはそのグループが残っているし、
みんなまだネット上でつながっている。

先輩からいただいた電話で、ランチをする約束をし、
当日まずは先輩のオフィスを尋ね、少し話をして、
お昼ごはんを食べにいった。

先輩が高校を卒業して、新日鉄に勤めていたことは初耳だった。
技術部門にいて、製造過程を機械化して、
人員削減に貢献したけど、組合からにらまれて怖かった、とか、
技術部門の社員は出社時間も退社時間も秘密になってて、
それくらい神経使ってた、とか、
昔ばなしをしてくれた。

ひさしぶりに会う先輩は激ヤセしていた。
2年ほど入院する長い患いを克服して、
最近ではゴルフもできるようになった。

「村田くん」
先輩はいう。
「必要なのは、知識と身体能力だよ」
と。

小さいながらも4つの会社を経営し、
さらにいくつか新しいビジネスをしかけているらしい。

「新しい知識をどんどん吸収して時代に対応する。
いろんな場所に出かけて、いつもとは違った風景を見ないと、
世の中が変わったことに気がつかない。
外に出るためにも健康であること、
健康なだけじゃなく、コンディショニングして身体能力を維持する」

最新学習歴の更新。
先輩はこの言葉を知らなかったし、
大隈塾がボディコンディショニングを重視していることを説明すると、深く同意してくれた。

高校の先輩後輩。
似たようなことを考えて生きていた。