働き方を変えて収入を増やす
釜石市民の平均所得は277万円。
盛岡市が300万円。
釜石でも盛岡並みに引き上げる。
といっても、賃上げ要求ではない。
人材育成によって一人ひとりのポテンシャルを上げることと、
いろんな働き方をすることによって、生産性を上げる。
東京や首都圏で働いている人は、
仕事を通じて自己実現をするために、
以前ならば独立して起業するところを、
複業で実現させるケースが増えている。
勤務時間外で、本業とは異なる環境で働く。
ここにチャンスがあるんじゃないか。
複業をしたり、プロボノだったりインターンだったり、
そういうことができる人は、地方の町には少ないスキル、
価値観、考え方生き方を持っている人がけっこういる。
そういう人たちがオンラインで働くことを受け入れる。
価値観や考え方生き方は、受け入れ企業の社員たちにも刺激になるし、
専門的なスキルは、生産性を上げる。
たとえば経理。これまで経験と勘でやってきた経理を、
コスト管理まできちんとやって、浮いた利益を社員の給料に配分する。
社員は給料が増えてうれしいし、
会社は良い評判になって新規採用も楽になったりする。
働く方も、「プチ勤務」という働き方がある。
釜石市には、まだ未就労のシニアが7,400人、
未就労の女性が1,500人いる。(平成27年国勢調査)
30代40代の「働きたいけど働けない理由」には、
・子どもの預け先がない
・介護
・人前に出るのが不安
というのが多い。(平成29年度釜石市調べ)
そこで、一日1時間とか2時間、
週1日2日だけ働くのが「プチ勤務」。
そうやって、働き方を変えていけば、
ひとり親でも安心して働けるし、
20代30代の暮らしも豊かになっていく、
と考えている。