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今だから言える発達障害の息子に向かなかった習い事 その②



得意な習い事って何だろう・・・?

以前タブレットなどの電子機器の向き合い方について投稿したように
電子機器に対する抵抗は非常に少なく、むしろ動作に曖昧さがないことにより使い方をマスターするのは上手なようだ。

そこの特性を生かし、勉強に少しでも結びつけれたらと私たち親側のすすめで習い始めたのが「スマイルゼミ」だった。

「くもん」を辞めた頃、家で定着するような学習はないかなと探していた頃
出会ったタブレット学習。
費用もくもんより割安だし、タブレットは決めたれた場所ですることもない。移動中の空き時間や帰省の際も持ち運んで取り組める手軽さも魅力的だった。そして、不器用な彼にとって鉛筆(持ち方、筆圧、消しゴムの消し加減など見守るこちら側も本人もストレスの低減が期待できたこと)も必要なくタブレット付属のペン一本で完結できた。
飴と鞭作戦で取り組んだご褒美にスマイルゼミ専用のゲームもできる。
そして、親子でメールのやり取りもでき、親側からも学習時間や進度もアプリで見ることが出き、親子の距離感もちょうどいい。
息子もすぐにやってみたい!という気持ちになり、いい滑り出しで習い事をスタートすることができた。

しばらくしてからの問題点

定型発達の子もおそらく同じ壁にぶつかるとは思うが、しばらく経つと毎日続けるということに飽きてくる。
さらに学習を進めていくうちに新しいゲームができるようになるが、一般的なゲームに比べたら単純で簡単なものばかりでモチベーションが下がってきた。
それでもメール間で褒めたり励ましたり1日ちょっとでもいいから取り組むという目標ですすめました。進度も少しづつ進んでこちらも安心した気でいたのですが、距離感が仇となってしまった。
文章を読んだり説明を聞いたりしなくてもペンでタッチするだけで「取り組んだ」こととして親に通知が来てしまうのだ。
多動性、衝動性がある息子がじっくり読んだり解いたりするのは難しくペンですぐにタッチ、タッチ、タッチ!
そして、間違えた箇所は解き直しもささっとタッチ。
これじゃあ、勉強してることにはならないし、頭にも残らない。よって学習成果も上がらない。残念ながら学校の成績にも全く効果はなかった。
本人はした気になってるもんだから効果も得られず余計モチベーションも下がっていった。(自分のやり方に問題があることに気付けたり工夫できたらいいのだが、特性上そこまで求めるのは難しかった)

また、鉛筆のところで触れた筆圧の強さはタブレットのペンを何度か壊してしまい新しくペンを購入するのも痛い出費となった。

同じ習い事でも効果はそれぞれと実感

息子には向かないスマイルゼミだったが、娘には合っていたようで、毎日少しづつでも取り組むことで学校の授業がわかりやすくなっているようだ。
なのでスマイルゼミが悪いとは思わない。使い方次第では塾より効果もあると思う。
とはいえ、息子にとっては今思うと必要がなかったと夫婦でよく話題にあがる。こうしてトライアンドエラーを繰り返しながら親の方も奮闘している日々だ・・・。

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