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再び地域をつなぐナツハゼ

「ナツハゼ」ってご存じでしょうか
ブルーベリーと同じツツジ科の植物。落葉低木樹
漢字では「夏櫨」という字を書き、日本固有の稀少な和製ブルーベリーと言われています。
その昔は、福島県田村市が生産量1位とされていましたが、東日本大震災の東京電力福島第一原発事故後、生産はストップ。再開したのは、数年後。
今では、加工品にしても、放射性物質検査は「ND」(不検出)、問題はありません。
しかしながら、風評被害に悩まされ続けてきました。

山採りの幼木

震災前から、田村市都路町にてナツハゼの生産、加工を行ってきた生産者様のご協力のもと、ナツハゼを再び、地域の魅力のひとつになるように、20㎞離れた同市内船引町長外路の山へ移植することに。

数十年使われなかった納屋にあった藁を乾燥防止に活用

ナツハゼには、アントシアニンやポリフェノールがベリー系の何倍も含まれており、抗酸化性能値は、ベリーの中で極めて高い数値が確認されていることから、免疫力を高める抗酸化性の高い機能食品や、インフルエンザウイルスの予防に効くという研究報告もあり、視力低下や緑内障などの目の病気予防等にも注目されています。
また、秋には紅葉が美しく、庭木や華道用の生け花の花材としても人気があり、見ても、食しても楽しめる里山作りを目指していきたいと考えます。

自然の力を信じて定植

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