最凶の存在と弟との再遭遇を求める超コンタクティ・UFO担当ミミ/∴[yueni]インタビュー完全版
オカルトアイドル、∴ [yueni]メンバーへのインタビューについて、諸事情により一部を非公開としていたが、ここに完全版を公開する。既出部分との重複も多いが、ぜひ冒頭から読み直していただきたい。
UFOなんていつだって現れると語るミミの”特性”は、過酷な遭遇体験に基づいていた。
(2021年6月某日収録)
UFO担当・ミミ
ーーオカルトアイドル「∴」のインタビューシリーズが始まります。初回はリーダーのミミさんに伺います。
そもそも、オカルトアイドルとはどんな活動をするんですか?
ミミ ゆんゆんゆんゆん、ベントラー! UFO担当のミミです! わー、インタビューとか初めてで緊張しちゃうな。
私達、「∴」(ゆえに)は普段、オカルトアイドルとして『この世の謎と不思議を取り戻せ〜!』ってことで、番組を配信?したり?、ラジオをやってみたり?してます!
最近はいきなり不思議フィールドワークとかいう無茶振りをされて、えー!なにそれって感じなんですけど、色々なところへでかけてそこでなんというか、調査?とかしてますね。
ハテナ?ばっかりで申し訳ないんですけど、それもこれもぶっちゃけマネージャーともP(プロデューサー)とも連絡がとれないんで…どーなってんだー! おい!田上!もしこのインタビュー見てたら既読つけるだけじゃなくてちゃんと連絡返せよ!ってことですみません私信がはいってしまいました。
ーーなんちゃっての雰囲気オカルトでなく、ガチなんですか。
グループ名が突然変わっていますが、「円盤伝説」より「ゆえに」のほうがかっこいいですね。「∴」は三角形でムーのロゴとも似ていますし。
ミミ もちろん、ガチ。ガッチガチのモノホンですよ、わたし達は! お遊びじゃなくて人生かけてますんで! え、ていうかグループ名変わったの知っててくれてるなんてかなりレアでは? 自分で言ってて悲しくなりますがまだそこまで売れてないんで…さすがムーさん、目の付け所が違う!
たしかにこの「∴」マークに馴染めなかったんだけど、似てるんでコラボしましょう! Tシャツとかどうですか!?
ーー(そのTシャツ売れるのかな…)もともとオカルトとかは好きだったんですか? 17歳のミミさん世代がどんなオカルト、超常現象に興味があるか気になります。矢追さんとかではない世代ですよね。
ミミ もともと好きっていうか〜、なんていうか〜、まあよく見てましたね、UFOは。ていうか今も見ますね。
ーーUFOコンタクティがUFO担当というのは説得力ありますね。普段見ているUFOはどんなですか? 写真や動画があるといいですが…
ミミ ついさっきもね、見ちゃったんですけども、UFO。帰宅途中にUFO。子供の頃から大体週イチで見てますからね。朝昼晩関係なし。昼飯時、電車に乗ってる時。近所の猫を見かける程度の頻度。
でもなんでか写真はないんだよなあ。なぜか写真には撮れない。説明はできないんだけども。撮れないんだなあ。はい。
Pには一回だけあったことあるんですけどね、そんな話をしたら、お前は今日からUFO担当だって、そういうことになっちゃいまして。
ーーでは、飛行物体を見つけるのではなく、UFOはミミさんを追ってきている…?
ミミ そうなのかな? あ、そういえば、デビュー前にですね、渋谷で歌ってた時代ありましてね。ストリートミュージシャン。
(ギター取り出して)♪アブアブアブアブ、アブダクション、アブダクション、手術されてもいいのー、あなたの電波に染まりたいー♪
なんて、こんな感じでね、我ながらいい曲ですね。名曲です。歌詞はバカですけど。
そこにね、はい、現れました。白いUFO。ホワイトUFO。ピカピカピカリン、ジャンケンポンって感じでね、かわいいんですよ、なんかね、ほおずりしたい。
もうね。ギター投げ出して、走り出しましたから。猫まっしぐら。そしたら、一緒についてきてね、タタが。あ、タタって「∴」のメンバーのタタね。聞いてくれてたんですね、私の馬鹿歌を。
それでUFO二人で追っかけました。駆けましたからね、もう夜に。
二人でね、恵比寿まで追いかけて、そのあとはいつのまにか葛飾区まで行きましたからね。寅さんの像を見て始発で帰ってきましたから。
若いってすごいですよね。
「∴」結成にUFOが影響していた!?
ーー衆人環視の中でUFOと遭遇! 異常な音や匂いはありましたか?どんな状況でどんな物体が出たか、絵を描いてもらっていいですか?
ミミ え〜絵、苦手なんだよなあ〜。こんな感じだったような…うーん。
(へろへろの絵がヤバすぎてお見せできません)
ーーなるほど。形がはっきりしないけど、意思があるかのような動きをしていたという…
ミミ そう、UFOにもいろいろテンション?みたいなものがありましてね、あまり知られてないんですけど。てか誰も興味もってくれないんですけど、UFOってね、感情があるんですよ。
今日会ったのはやばいやつ。絶対手術される方のやつ。駅の方から飛んできて、上空でね、じっとしてるんで。色はオレンジ。オレンジは大体やばいやつ。これほんと。しばらく電柱の影に隠れてたら、行ってしまいましたけどね。
ーーUFOコンタクティの久間章正さんも「UFO=生命体説」を提唱していますね。ミミさんはUFOをよく見るのではなく、意思のある宇宙的な存在に選ばれている、狙われているのかもしれません。
ミミ えっ、そゆこと? タタと会ったのもさっきの路上ライブがきっかけなんですよ。
ーーとなると、「∴」結成にUFOが影響していたということに。
ミミ ま〜、うーん、そうなんですかね? どうなんでしょう。
ーーもうUFOとともにある人生みたいですけど、最初にUFOを見たのはいつですか?
ミミ これはね、もう言ってしまいますけどね、あれはね、7歳。ていうか、警察の人が決めた年齢ですけど、推定7歳のころですね。
ーー推定…? 警察…? と、とりあえず、なるほど。まだUFOとは何かってわからないくらいの年齢ですね。
見た地域は東京ですか? そういえばご出身って公開してましたっけ。
ミミ 出身っていうかなんていうか…。丹沢って知ってます? 神奈川のほうなんですけど。
ーー丹沢? ああ、都市伝説で聞く丹沢事件の……。本当にあったんですか、あれ。「ウールピットの緑色の子供」を参照したフェイク情報と思っていました。
ミミ フェイク? あはは、そうですね、フェイクだったらよかったですよね。うんうん。
実はね、弟とねぇ、何かを待っていたんですよ。秋でした。夕暮れでした。お腹空いてましたからね、山の上から降りてくるおじさんをまっていたんだと思います。来るんですよ、そういう人がね。食べ物とか服とかくれるんですよ。一つ目でしたけどね。いやね、警察の人に言っても全然信じてくれないんですけどね、一つ目でした。はっきり覚えてますから、おでこの真ん中あたりにピンポン球くらいの目が一つ。
その頃はね、おじさんって基本一つ目なのかな、大きくなったら私たちも目が歯みたいにポロっと二つとも落ちて、おでこから目が生えてきて一つ目になるのかな、とにかく痛いのだけはいやだなってそう思ってましたから。
ーーミミさん? ミミさん?
ミミ うん、一つ目はいいんですけど、だんだんね、暗くなってきてね、お腹も空いて、弟と抱き合って、今日はこないね、洞窟にもどろうか、そういう感じになりまして、そしたらね、明るくなったんですよ。熱もね、すごい。火傷しそうなほど。オレンジのやつでした。
今ならそれがUFOだったって言えますけどね。その時はね、知りませんから。ないですから、概念が。UFOの概念。最初は「うわ爆発した、太陽が」って、そう思いました。
ギラギラと光っていました。大きさはそうですね、車くらいですね、アルファードとか、ベルファイア。大きめの車。それが浮いていました。何だか解りませんでしたけどね。
それは怖い。怖かったですよ。あれは今思うと、最悪のやつ、最凶のやつでした。もうトラウマ。今でもUFOが怖いのはあいつのせい。どっちにしろ怖いのかな?
そしたらね、弟が浮いたんですよ。こうふわっと。未知との遭遇って映画みました?子供がさわらわれるじゃないですか、UFOに、猫のドアみたいなところから吸い出されていくじゃないですか、母親が子供の脚持ってひっぱって。あれですよ、スピルバーグは見てますね、UFO。絶対。私もね、泣きながらひっぱったんだけと手を離してしまって。弟とはそれっきりです。
その後、冬になって寒くて、ずっと洞窟の中で一人で泣いていましたけど、春になって夏がきました。
そして、きたんですよ、救助隊が。洞窟に。
突然大勢おっさんの集団が乱入。
言葉はぜんぜんわかりませんでした。ただもう怖くてね。犬とか熊がうなってるのと変わらない。何をこの人たちは吠えてるんだろう、動物みたいだって。
なんかわかりましたけどね、あのおばさんが、「この子じゃない」って言ってるのだけはね、もうトラウマ。
この子じゃないって。
はっきりわかりました意味が。テレパシーのごとくに。言葉というものの概念を初めて知りました、あの瞬間。
はっきりと。はい、申し訳ないですね。悪かったですね。ごめんなさい。私で。死ねばいいですか? …ぐすっ
ーーミ、ミミさん? 大丈夫ですか? いきなりどうしたんですか?
ミミ 大丈夫。すみません、言葉を覚えるのは大変だったけど楽しかったですね。アニメで主に勉強しましたね、おかげで立派なアニメオタクになりましたけどね。あのころは、楽器だけが言葉の代わりだったりしてね、天才ミュージシャンのエピソードか、お前はっていう。
しゃべれるようになってから施設の人に弟のことは話しましたけどね、誰も探してくれない。当然ですよね、UFOにさらわれたっていっても、見たの私だけですからね。
弟はね、弟は、弟はいないことになってるんですよ。この世に存在しない。さいしょから、生きてさえいない、と。
そんなのなくないですか? あんまりじゃないですか?
すみません、泣いてばっかりですね。はい、見苦しいですね、きたないですね。こんなのは公害です。いけません。
ていうことでね、私が丹沢の子供でしたー。ちゃんちゃんっていう。…あれ、引いてませんか?
ーーいえ、なるほど数奇な生い立ちですね。
ミミ …信じるんですか?
ーーなにかしら証拠が欲しいところですけど、まだその洞窟があるでしょうし、地域の人も覚えているでしょうから、調べればわかるような嘘をつくこともないでしょう。もういっそ、「∴」で現地取材とかするというのは……つらい思い出かもしれませんが。
ミミ うーん、行くのはな〜…こないだなんでか偶然行っちゃったけど。でもね、今でも思うんですよね。UFOに乗れたらね、あの最恐のやつ、あの子にまた会えるのかなって思うんですよ。UFOが私のところに現れるのは、きっとそれが目的。ほんとなんなのかな、あいつら。暇なの?
ーー……まさにUFO担当というか、さすがオカルトアイドルをやるだけある…。
というわけで、UFOに愛される少女、ミミさんと「∴」の今後の活動に注目です。
ミミ ありがとうございました〜!
……しゃべりすぎた? カットできます?
ーーどこまで載せるかはマネージャーさんにも相談します。でも、ムーに載ってることを100%信じる人は少ないので、気にしなくていいですよ。
ミミ いいね〜! 最高!
「∴」活動の最新情報はTwitter、YouTube、TikTokにて。
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