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海外大学院生のわたしと英語のカンケイ

こんにちは。今回は英語の話をします。英語のことは、交換留学中だったり、フィンランドでの生活の中だったり、大学院入学・授業の中だったり、わたしなりの勉強法?だったり、いろんな側面から書きたいことはたくさんあるのですが、この記事では今までわたしがどのように英語と関わってきて、今どんな関係性なのか書いていきます。

最初にえらそうに書いちゃいますが、結局この記事で一番伝えたいことは何だろう、と考えると、幼い頃から英語と関わってなくても、海外経験がほとんどなくても、英語がうまくしゃべれなくても、英語留学に挑戦していいんだよ、ということなのかな、と思います。

英語コンプレックス

わたしは英語にコンプレックスがあります。日本で大学生のときは特に、英語ペラペラな友達やクラスメイトにコンプレックスがありました。これは、自分の性格もあるし、過ごしてきた環境もあるので、ある程度は仕方のないことかな、と今は思っています。実はいまだに英語に自信がないし、英語しゃべってるときの自分に自信がない。それでも以前よりはだいぶよくなって、他人を羨んで卑屈になったりすることは少なくなりました。なんとなく、留学に挑戦したりして英語と向き合おうとしたおかげかな、と思っています。あと今の学校の友達のおかげもあるかも。

大学入学までのわたしと英語

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ここでわたしの育った家の環境や経済状況はあまり強調しません。自分では恵まれていたと思いますが、小さい頃から家族で海外旅行に行くことはありませんでした。小中は近所の公立、高校は遠くない公立の進学校でした。

英会話教室も通ったことがなく、海外経験はゼロでしたが、中学生の頃からなんとなく海外で暮らすことに興味を持ち始めました。高校の定期テストは全部の教科わけわかんないくらい難しくて、いい点数ではなかったけど、英語が好きだな、と思い始め、国際系の学部に志望校を絞っていきました。数学と化学が全然ダメで消去法で文系だったんですけどね!
志望校が国際系とはいえ、大学受験に向けても "入試のための英語" の勉強しかしませんでした。文法はかなりできるし、変に難しい文章の速読も、間違いなく文を書くこともある程度できたけど、英語を話したり、自然な手紙を書いたり、映画を英語で見たりは正直全くと言っていいほどできませんでした。こんな感じで一般入試で第二志望の私立大学の国際系学部に合格しました。

余談ですが!高校2年前半くらいまでは本気で高校卒業後、海外大学に挑戦したい!と思っていました。でも進路面談をきっかけに、「現実的じゃないよね」っていう雰囲気にのまれてなんとなく諦めました。そしてさらに、そこまで行きたいと思えなかった国立大学を第一志望に。意志が弱い笑。もちろん受験する頃には第一志望の国立に本当に「行きたい!」と思っていました。

国際系学部の大学生のわたしと英語

大学に入学して、環境がめちゃくちゃ変わったことを実感しました。クラスメイトのバックグラウンドが多様!それこそ帰国子女や高校時代の留学で英語がペラペラの人もいたし、第二外国語(ドイツ語とかフランス語とか中国語とか)に強い人もいました。

学校では、入学してすぐに受けた適当なTOEICの点数でクラス分けされた、スピーキング重視の英語の授業がありました。
国立二次までバリバリ勉強していたわたしはそれなりの点数が取れてしまい、同じクラスに意味わかんないくらいペラペラの人や普通に話せる人がいました。全くと言っていいほど英語が話せなかったわたしにとっては、最初の頃は特につらくて、常に「進路間違った...」と思っていたけど、今考えるととてもいい刺激になったなと思います。

わたしの学部は、留学が必修でした。いろいろなプログラムが用意されていましたが、わたしはフィンランドに行きたかったので、唯一フィンランドにいける大学間派遣留学を選びました。頑張ってIELTSの点数をとって、面接をして、留学が決まりました。アメリカとかに比べると全然人気なかったので助かりました。

フィンランド交換留学中のわたしと英語

大学2年の後期から約1年間の交換留学。大学入学以前に比べて英語を話すことに慣れたとはいえ、まだまだでした。必要なことはなんとか伝えられるけど、自然な会話できるのか?授業ついていけるのか?と不安だらけでした。

結果、授業はなんとかなったし、英語でそれなりに会話もできました。でも正直帰国後に、もっと英語ができたら、それかもっと自信が持てていたら、友達ももっとできて、より有意義な留学になっていたのかなと思ったことは何度もあります。

ちなみに、留学中はボロい学生アパートに住んでいました。かなり交流があるタイプのアパートだったので、多少社交的なら友達は作りやすかったです。よく、「日本人とつるむな」的なことが言われますが、わたしは普通につるんでました。海外にいるだけでも心細いし、日本語でしょうもない話をする時間は癒しでした。加えて、より社交的な日本人を通して外国人の友達もできたりするのでいいこともあります。わたしは日本人の友達がいる階にたくさん友達ができました。

交換留学を通して、英語のスピーキング力はだいぶ上がったと思います。海外の友達と英語で意思疎通できるのが楽しいと感じるようになりました。もちろん、中高と必死に勉強してきた文法・単語などの知識があったからスムーズに上達できたんだと思います。

帰国後〜移住までのわたしと英語

帰国後、大学で英語の授業をとったりはしましたが、日々使うことはないので英語力が下がっていくのを感じました。彼氏(今の夫)とは毎日連絡をとっていたのでギリギリ忘れずにいるレベルでした。

わたしは休学せずに留学したので、帰国後少しして就活が始まりました。就活をしながら、フィンランドの大学院に進学することを考え始め、就活をやめました。この期間は本当に悩んで、精神的にもきつかった。就活解禁(?)の6月1日をすぎ、友達が次々と内定を貰っていくのを見ながら、IELTSの勉強をしました。交換留学時に6.0をとっていましたが、最低6.5まで上げる必要があり、1段階上なだけなので余裕かな、と思っていましたが、各セクションが5.5以上ないとダメというのが思ったより難関でした。8月に一度受け(前々日に食中毒になったの最悪だった......)、ライティングが足りず、ほぼラストチャンスの10月にやっと必要なスコアが取れました。
IELTSの勉強は英語力と呼ぶのか微妙なのですが、Readingは受験勉強からの積み重ねのおかげさまで満点近く、Listeningは留学の成果かそこそこ、Speakingはまあまあ、Writingはギリギリ5.5......まあ英語力伸びたのかな???という感じでした。

現在のわたしと英語

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移住してからは、いちばんよく使う言語は英語になりました。フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語ですが、ほとんどの場所で英語が通じます。義両親も普通に英語ができるので、それに甘えて基本英語で会話しています(フィンランド語が一生上達しない)。夫との会話も英語7割日本語3割くらいの割合です。1年経った今ではストレスなく英語が話せるくらいにはなりました。

とはいえ、特に夫といるときの英語はかなり適当だったり、めちゃくちゃに日本語が混ざっていたりします。なので、英語が上達したいちばんの理由は、やはり学校かなと思っています。

同じプログラムの人たちはみんなわたしより英語ができるし、最初はなかなか発言できませんでしたが、クラスメイトと授業外で話したりするようになり、少しずつ発言できるようになりました。そこで感じたのは、たまに言葉に詰まったり、よくわからないことを言ったり、カジュアルな会話でも他の人のように自然に話せなくても、誰も(先生も含めて)ばかにしたり、話しかけるのを諦めたり、わたしにだけ特別な対応をしようとしたりしなかった、ということでした。また、リーディングの課題がたくさんでるので、気がつくとかなり速く英文を読めるようになっていました。おかげでコンプレックスが少しずつ解消されてます。

おわりに

長々と自分語りになってしまいましたが、これから英語に関して書いていく上で、前提としてこの記事を思い出してくれたらと思います。
これはわたしが勝手に思っていたことですが、なんとなく、海外留学や海外移住なんて、もともと恵まれてて、お金持ちで小さい頃から英会話教室に通ったり、たくさん旅行に行ったり、親の仕事で海外に住んでた人じゃないと挑戦できないと思っていました。わたしなんて......って完全に卑屈な感じです。もちろんこれはただの偏見だしひどい思い込みで、自分でこんなこと思う必要は全くなかったなと思います。

IELTSのこととかもいつか詳しく書けたらいいなと思います。ではまた!

リクエストや質問あればコメントかツイッター(@appelsiini_mehu)まで!

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