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体力って何だろう(縮小版)

アンケートありがとう御座いました!

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Twitterアンケートでは思いのほか多くの方々に投票していただき大変ありがとうございました。

人が体力があるという時、何を指しているのか?これは皆さんにも関心のあるテーマだと思いましたのでしっかりとした答えは改めて正式にnoteにしようと思いますが、その前に取り急ぎアンケートに協力してくださった皆さんに向けて御礼を兼ねて近日公開の有料noteの内容から一部抜粋して考え方のポイントをお伝えしたいと思います。
※構成上途中で話が飛ぶような部分もありますがご容赦ください。

体力の捉え方は人それぞれ

 まずTwitterのアンケート結果は「セックスが連続でできる人」の投票数が一番多かったみたいです(この原稿はアンケート締め切り前に書いています)。これはおそらく男性の場合ですが30を超えると大体続けてセックスができなくなります。真面目な話、この経験を切実に痛感してる方が多いのでアンケートに反映されたと思います。男性が連続でセックスできなくなる原因も簡単に言ってしまえば体力の衰えになります。ただ今回長距離が走れる人など他のものに票を入れた方も全て正解だと思います。アンケートでも10:0で答えが集中したわけではないように世の中でハッキリとした解釈は定まっていないし人によって異なる理解が存在することは明らかです。ですから

 ①アンケートの答えの選択肢はどれも正しく、同時に間違いである
 ②体力には意味するところが複数あり、人によって捉え方が全く違っているので、人が「体力」と言うときには具体的に何を指して言っているのかを一番最初に確認しなければ誤解を招いてしまう
 ③体力には様々な現象形態があります。これを機会に皆さんもご自分がどのようなスタイルの体力を求めているのかを改めてご確認してみて下さい。

 では皆さん一緒に体力について考えていきましょう!

様々な体力の姿

 まず体力がある人と言われたら、

・心肺機能が高い人

を思い浮かべる人が多いと思います。体力=スタミナ、持久力をイメージする人です。実際心肺機能は体力のかなりのパーセンテージを占めています。なぜならば「体力を消耗した、0になった」と言う時、それはすなわち「心肺機能の停止」を意味するからです。ですから心肺停止になるまではその人の体力ゲージはまだゼロではない。ただ、この条件だけではまだ十分な答えにはならないですよね。

・心肺以外の内臓機能(腎臓や肝臓や消化器や生殖器等)の強さ

 これも体力の要素に含まれます。スポーツや会社勤務だけではなく食事やセックスも人間にとって大事な仕事です。人間がやることに対して全てそれぞれに関する体力要素が存在します。ゲームをするにもゲーム体力、SNS疲れに負けないネット体力、人間関係体力、人間の能力全てに関する持続体力が存在します。

・目的に合わせた筋力の強さ

 例えば長距離走が得意な人が普段行わないウェイト・トレーニングをした場合「体力」の消耗が激しいです。マラソンで使う体力と重い荷物を動かすための体力は必要な筋肉の種類が違いますよね?今回アンケートでは人気がありませんでしたが高重量ウェイトを上げることができるなどの筋力の強さも体力の1つの形です。筋力≠体力ですが、筋肉繊維の中に含まれているATP・酸素・糖質・脂質を分解燃焼する能力は体力の重要な要素です。

・無駄なエネルギーを使わず動ける人

 職場が変わって普段とは違う慣れない仕事をするといつも以上に体力の消耗が激しくなります。しかし数ヶ月もすると最初とは打ってかわって最小限の動き最小限の力で効率よく仕事や運動を行えてしまいますよね(ここではあくまでも体の動きの問題として捉えてください)。無駄な動きをしない人。

・頭を使って動けば無駄な体力の消耗が減る

 普段行わない、慣れていないことをすると無駄な動きが多くなり無駄な力が入り無駄な事をやって体力を激しく消耗してしまうわけですが、慣れてくると必要最小限の手順が分かるようになります。この状態を「体力がある」と呼べるかどうかは人によって意見が分かれるところです。これは体力を使わない例ですので今回はこれを除外して考えたいと思います。

体力=耐久力

 以上のことから体力とは非常に複数の要素が関係する巨大な領域だと分かります。しかしそれでは話がまとまりませんので、人それぞれ「体力とは何を意味しているか」の定義を持っておくことが大事だと思います。最初から頭ごなしに全員が同じ意味の言葉として理解していると決めつけて議論を始めてしまうのではなくて、それぞれの人が最初にハッキリと自分の考えなり立ち位置を述べて議論を開始すれば良いだけなのです。世の中にはいろんな考えの人がいます。体力要素を瞬発力とか高出力系の筋力に求める人もいます。優れた技術によって効率的にエネルギーを発揮できる人もいます。長時間の運動や労働に耐えられるものでは無いにしても瞬間的なハイ・パワー系体力を追求する人もいていいと思います。とにかく頭を使って無駄な体力を消耗しないように力を使うことを回避する人がいてもいいと思います。

その上で私のなりの総合的な結論を申し上げると、

・体力がある人とはハードな環境に耐えられる人

を意味する言葉だと思います。知識がなくて最も効率の良い動き方をできなくても、どんなに精神的に辛い環境で自分がやっていることの意味がわからなくてモチベーションがわかなくても、物理的に重い荷物を背負わされたりたくさんの距離を移動させられたとしても、その様々なプレッシャーや負荷やストレスを小手先のテクニックではなく問答無用で乗り越えていける強靭なフィジカルタフ・パワーが「体力」なのです。

タフ・パワー系体力の鍛え方

 例えば格闘家が更なる体力の底上げをする場合、慣れているトレーニングの強度や量(時間や回数)を増やすばかりじゃダメということです。それは質を高めると言っても良いですし色々なトレーニングを試す・普段とは違うトレーニングをすることで新たな負荷・ストレスを自分に与えて体力の本質的な底上げを目指すのも悪くないですが一番手っ取り早い方法として練習相手を変えることをお勧めします。普段から同じジムで仲良くトレーニングをしている仲間やトレーナーではなく知らない人と練習すると何倍も疲れるはずです。お互いのことを知っている練習相手とトレーニングしているとどんなに長時間トレーニングしても疲れないし楽しい時間で終わってしまうのです。どんなトレーニングでもマイペースでやっていると自分に都合よく自分に快適なやり方で楽をしてしまいます。これは山本KID徳郁さんの元で内弟子をしていた私自身のリアルな経験談でもありますが、たとい練習相手が世界チャンピオンであろうとも毎日やっていれば慣れてしまうものです。それよりも他の新しい誰かと練習しましょう。ウェイトやマシンは人間の言うことは聞いてくれませんが、逆らったりするわけではありません。それに対して人間は自分の意思を持っており相手の思い通りにはならないものです。対人関係こそ最強のストレス源であり、だからこそ対人練習が最も有効な体力トレーニングとなり得るのです。自分の精神の弱いところ、自分の体力の弱いところ、自分の技術の弱いところを狙って相手が攻めてくれる。これこそが最強の体力トレーニングであり、精神トレーニングであり、技術トレーニングになるのです。体力は耐久力の側面が最も重要です。自分にとって良い環境自分にとって気持ち良い環境リラックスできる環境で発揮される体力とは異なり、自分にとって苦しいハードな環境で発揮される体力こそが真の体力だと私は考えています。

 これらのことについてもう少し具体的に専門的に、そして私自身が前回の試合の時に体力的に追い込まれたときに実践した様々な精神面の工夫について述べたnoteを近日公開したいと考えていますので、もしよろしかったら購入してみてくださいよろしくお願いします。

◎今回のこのノートはどなたでも無料でお読みいただけます。よかったらこのnoteのリンクや元のツイートのリツイートよろしくお願いします。また感想をお聞かせ下さい。喜びます☺️

◎先日は11年ぶりの試合に出させていただきました。応援ありがとう御座いました🙇‍♂️今後、経験に基づく格闘技の理論と実践をnoteにて公開していきます。是非スキ&フォロー,サポート,オススメ宜しくお願いします。

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