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「何者か」になろうとするな、「最高の自分」であれ:前編

はじめに

おはようございます。
むぎです。

今日は
#転職体験記
というハッシュタグ企画に乗っかって、
私自身の転職経験を絡めて、
「自己分析」
をテーマにお話をしていこうと思います。

今回は前編です。
主に私の過去の失敗談を書いています。

後半戦ではそこから今に至るまでの
改善プロセスについて書いています。

転職体験記というテーマですが、
今まさに就活真っ只中の学生さんはもちろん、転職に限らず今の自分の生き方に
疑問を抱いている方にもお役に立てる内容に
なっているかと思いますので、
よかったら最後まで読んでいってください。

私のこれまでのキャリア

私のファーストキャリアは
保険代理店の営業でした。

一社専属の保険会社ではなく、
乗合代理店といって複数の保険会社の商品を
取り扱う、大きいところだと
街中でよく見かける「ほけんの窓口」さんの
ような会社です。

それから大幅に方向転換をして、
今は企業向けの自社システムやスマホアプリを開発するエンジニアとして働いています。

もはや正反対と言っていいほどの
キャリアチェンジをしてきたのですが、
どうしてこのような軌道修正を
することになったのか、できたのかについて
この後の章からお話ししていきます。

「自分」が存在しなかった幼少期

あなたには「なりたい自分」というものは
ありますか?

そしてそれは「今の自分」と
どれほどの差がありますか?

おそらく誰しもが、
幼少期から将来の夢だとか、
憧れる姿を思い描いてきたり、
あるいは学校の卒業文集なんかに
書かされてきたでしょう。

当時の私は確か
サラリーマン」と書いていました。
夢もへったくれもないガキでしたね、
ほんとに。

というのも私自身かなりクセの強い
毒親に育てられてきて、
幼少期から親の所有物のような位置付けで、
自分の意見が尊重されるどころか
存在意義すら否定されているような感覚で
生きてきました。

意見を言おうものなら
マシンガンのような罵声を浴びせられ続ける。
殴られる。
家から放り出される。

そんな子供が将来の夢なんて希望に満ち溢れた答えなんか出せるわけないですよね。

「どうせ否定される」
「自分の意思なんて持つだけ無駄だ」

という思考が身についていましたから。

そういう意味では
おそらく全国の小中学校における
「将来の夢」を半ば強制的に書かされる
というのは人によっては拷問に近いですよね。

そんな育ち方をしてきた私には、
いわゆる社会でいう「優等生」「いい子」
として振る舞うようになっていました。

やりたくてやっているのではなく、

怒られないためにやる。
大人が喜ぶからやる。

そんな価値観が根付いていました。

「それっぽい自分」を演じ続けていた学生時代

こうして、無事に大学生になった私ですが、
就職活動を意識する時期に差し掛かります。

当然の如く
「大きい有名な会社」に入らなければ
という漠然とした使命感を抱いていました。

希望した職種は営業職。
別に営業という仕事に
魅力を感じていたわけではありません。

ただ、
なんとなく花形っぽい
会社の看板
主役

という漠然としたイメージでしたが、
当時の飲食店での接客も店内で
トップクラスに評判も良かったことから、
絶対に人と接する仕事がいいと、
周りからも営業っぽいと
言われ続けていたこともあったので
特に疑うことはありませんでした。

そんな思いでいざ面接には望むものの、
全く内定が出ない。

そりゃあこんな漠然とした意思で
就活に臨んでいたわけですから
まともな企業だったら
見透かされてしまいます。

そんな中でもなんとか内定を勝ち取ったのが
前職の保険代理店でした。

とりあえずやりたかった仕事ができると
張り切って入社するも、
そこからが地獄の始まりでした。

自分を偽り続けていたことに気づく

いざ働き始めてみると、
この仕事は全く自分とは合わないということに気がつきました。

その時、私は人と話すことは
「得意」ではあったが、「好き」ではなかった
と自覚しました。

ましてや、接客業や近しい人たちと
ライトな会話をするのとは違って、
営業はほぼほぼ一対一でじっくり話すという点でも全く異質なものでした。

それでも契約が全く取れないということも
なかったのですが、
どうしても心理的負担が大きすぎました。

日に日に商談が憂鬱になっていき、
いざ休みだと思っても容赦なく鳴る社用携帯。

退職する3ヶ月前には社用携帯だけではなく
自分のスマホが鳴ることにすら
怯えるようになり、
プライベートも極力人と会わないように
なりました。

ちなみに、電話はいまだに鳴るとビクッとして手が震えます。
外部との電話だと冷や汗が止まりません。

おわりに

ここまでの話を一言で言えば、
自己分析が浅すぎた。

その原因は
自分の感情に蓋をしていたから
だと考えています。

私が前職でここまで追い詰められることに
なったのは、
それまでの生涯を通じて、
本当はそんなに好きじゃない、
やりたくない、という
自分の本音
に向き合うことができていなかったからです。

今あなたが今認識している自分
「本当の自分」
ですか?

自分を偽り続けていると、
いつしか偽っていることすら
無自覚になっていき、
それが自分であると錯覚するようになります。

今自分が目指している理想、
それが本当に今の自分の延長線上にあるのか、全く異なる場所に無理やり作り上げた
「何者か」ではないか
問いかけてみてください。

本当の自分とは全くかけ離れた何者か
なろうとすると、
いつか私のようにボロが出ます。

逆に、自己理解ができて
その延長に自分をうまく乗せることができればそれまでが嘘のように人生が好転し始めます。

ぜひ、今一度自分と正直に向き合う時間を
作ってみてください。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

次回は私が本当の自分に気付き始めてから
どのようにしてここまで駆け抜けてきたかに
ついて触れていきます。

また次回の記事でお会いしましょう。
お楽しみに。

後編はこちらからご覧いただけます!





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