クラウドファンディングのリターンの価格帯ってどれくらい?
「チーム村松の会議室」では、ファッションデザイナー村松啓市とその挑戦を支えるチーム村松の定例会の内容を、毎回公開しています(※内容は連載ではありません)。今回は「クラウドファンディングのリターンの価格帯ってどれくらい?」ということについて話し合いました。
●チーム村松が挑戦していること
村松啓市がディレクターを務めるニットブランド「AND WOOL」の商品の予約販売を行うためのクラウドファンディングに、私たちは今、挑戦しようとしています。
●チーム村松のアクション
私たちはまず、以下の2つのことを決めました。
・クラウドファンディングのテーマ
・予約販売する商品
そもそも私たちが、なぜクラウドファンディングで「AND WOOL」の商品をできるだけたくさん予約販売したいと考えているかと言うと、この商品の製造過程で「さざまざな事情で外に出て働けない方に在宅ワークのお仕事を提供したい」と考えているからです。私たち「AND WOOL」では、製造工程の一部を「在宅の編み職人さん」にお願いするという「雇用創出」の活動を行なっていて、この活動をさらに広げるために資金調達をしたい、ということがこのクラウドファンディングの本当の目的です。
そこで、こんなテーマでやるのはどうか?という意見が出ました。
・関わる人みんなが幸せになる 手編み機で1枚1枚編まれた【魔法のストール】を予約販売します!
・すべての人を“ちょっと豊かに”する 手編み機で1枚1枚編まれた【魔法のストール】ができました!
そして、これまでは「手編み機で編まれたカシミヤセーブルの大判ストール」という名前で、「AND WOOL」の通常商品として販売していたものを、今回のクラウドファンディングでは、カシミヤ100%にして「手編み機で編まれたカシミヤの大判ストール」という新しい商品にします。
この「魔法のストール」と名付けたストールは、関わるすべての人を幸せにしてくれる商品です。
・購入してくれるお客様……安心できる素材で作られた、一般流通している同価格帯の製品よりも圧倒的に品質の良いものをご購入いただけます。
・製作に協力していただく在宅の編み職人さん……一般的な内職のような低価格ではないお仕事を、在宅ワークでしていただけます。
・私たち「AND WOOL」……自分たちの商品の良さと「雇用創出」の活動を広く知ってもらうことができます。
●ここで発生した問題
このストールは、1枚の価格が2万円を超えてしまいます。一般に流通している同価格帯のものよりは圧倒的に品質は良いものですが、クラウドファンディングで予約販売を行うには、少し高すぎるのではないか?という懸念があります。
商品の予約販売をクラウドファンディングで行なって成功した事例の中に、2万円を超える高価格帯のものもあります。
ですが、企画の規模も関わった企業の規模も、私たちよりも圧倒的に大きいので、これを参考にしていいものかどうか、不安が残ります。
●今日の会議のまとめ
商品の品質が良いことだけでなく、「雇用創出」という私たちの思いまでを汲み取って、このクラウドファンディングに賛同してくださる方がどれくらいいるのか?を考えなければならないと思います。もしくは、「魔法のストール」の関連商品になるようなもので、安い価格のリターンを用意するべきなのか、検討が必要です。
●今日の村松の弱音
◯おまけ 〜本日の会議おやつ〜
↓モテールHERSHEY'Sチョコレートワッフルとアイスミルク
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