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日常に息苦しさを感じるあなたに聴いてほしい 尾崎豊の苦しみに共感する

尾崎豊のOH MY LITTLE GIRLや卒業、15の夜、ロザーナ、永遠の胸...
ここ数週間で彼の曲を何度聴いたことか...

彼のように社会に対する強烈な反抗心があるわけではないのに、彼がしゃがれた声で歌う「苦しみ」にこんなにも共感するのはなぜだろう。

Driving All Nightみたくいらいらして街に飛び出したり、全速力でバイクで走り抜けるなんてことはないけど、自分の無力さを抱えて生きるしかない切なさに私は共感するのではないかと思う。

「卒業していったい何解ると言うのか」
「これからは何が俺を縛り付けるだろう」
「あと何度自分自身 卒業すれば本当の自分にたどりつけるだろう」

と歌う彼は、卒業しても何かに縛られ続けること、本当の自分なんてないんじゃないかということをすでに知っている。

変化し続ける自分と向き合いながら、本当の自分を模索しつづける苦しみ
社会の枠組みの中で自分を捉えざるを得ない苦しみ
無力さを知りながら生きる意味を自問する苦しみ

彼の歌う「苦しみ」や「生きにくさ」が今の私に寄り添って、いままで認識できなかった自分の苦しみを言語化してくれる気がする。

22歳ってもっと大人だと思っていたけど、15歳の彼に共感する自分はまだまだ少年なんだろうか。これって若者だけの悩み?みんなこの気持ちにどう向き合って生きているのだろう。

彼が生きていたら、今どんな歌を書いていたか、彼の苦しみがどこへ行き着くのか知りたかったな。

*サムネイルは、先日行ったイギリスのライブハウスの写真です

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