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身・口・意(しん・く・い)-三業(さんごう)のもう一つの捉え方。

コロナがこんなに世の中を動かすと、思わざりし、、違うな、、、、、思わいでか、、あれ、、、、、思ほいで、、、
、、、
、、、、、
もとい!!

コロナがこんなに世の中を動かすなんて、思ってもいなかった2月初め、
HEY!BOUZ(へい!ぼうず)なるマッチングサイトを利用して
四条畷の大念寺の関本和光和尚に会いに行ってきました。
和尚さんと僕、1対1でみっちりお話できたので凄く勉強になりました。
その中で興味深いお話の一つをご紹介致します。

仏教の三業(さんごう)という概念がありますが、業(ごう)はサンスクリット語でカルマと言います。簡単に言うと「行い」の事です。
その業には、身業(しんごう)、体でする事。口業(くごう)、言葉にする事。意業(いごう)、心で思う事。の3種類あります。
仏教では身・口・意、どれも罪の重さは同じと言われます。例えば、実際に人を殺す事(身)も、「死ね」と言葉に出して言う事(口)も、「死ね」と心で思う事(意)も、同じ罪だと考えます。(仏教って厳しいですよね。^^;)


それはさておき、関本和尚、この三業を使って人の心のありかたを説明してくれました。

身口意の図_01

画像を見て下さい。↑
人が心で思う事(意)は通常、表面化するときに体(身)に出やすいです。

腹が立って(意)→人を殴る(身)
悲しくて(意)→涙を流す(身)
悩んで(意)→自殺する(身)

全部「意」から「身」に矢印が向けられています。
この矢印の方向を変えてあげるんです。^^
「意」から「口」に向けてあげる。

身口意の図_03

腹が立って(意)→文句を言う(口)
悲しくて(意)→悲しみを伝える(口)
悩んで(意)→悩みを打ち明ける(口)

これは恐らく第1段階。
もう少し掘り下げると、、、

腹が立って(身)→何にどう腹が立っているか口に出してみる(口)
悲しくて(身)→何がどう悲しいのか口に出してみる(口)
悩んで(身)→「助けて欲しい」と伝える(口)

こんな風に
「意」から「身」に向いてた矢印を
「意」から「口」に方向を変える事で
割と心の問題って解決に向かうことが多いみたいです。

関本和尚さん独自の解釈で身・口・意(しん・く・い)、三業(さんごう)のお話しをしてくれました。
この和尚さん、自殺志願者を助けるような活動をしていたり、犯罪者の社会復帰の手助けをしている方なので、僕が文章にするよりも遥かに重みのあるお話しでした。


と、ここまで文章を書いてみて、
これって、確かアドラー心理学のセミナーでやった、
「自分の気持ちを言語化してみる。」
ってのと似たような事言うてるな~。
と気付きました。

自分が心でどう感じているか、言葉にしてみる。
誰かに話してみたり、文章にしてみたり、、、
そうすると、「僕は実はこういう風に思ってたんだ。」と新しい発見があったり、
分析できたりします。
自分の事って自分では意外と分かってなかったりするもんです。

例えば
自分に対して生意気なヤツがいます。
「あいつ、いっつも腹立つわぁ」
「なんで腹が立つんやろ、、、」
「あいつの行動って見てられへんよな、、、」
「オレはあいつの事が心配なんかな、、、」
と怒りの奥には心配する気持ちがあることを発見したり、、、


例えば
いつも目障りな女子がいます。
「あいつウザいなぁ」
「なら、放っておいたらいいのか、、、」
「でも放っておけないよな、、、」
「なぜかいつも気になるなぁ、、、」
「そういえば意外と可愛い顔してるなぁ、、、」
「もしかしてあいつの事好きなのかなぁ」
実はその子の事が好きなんだと気付いたりします。、、、いやん!!(≧^≦)


、、、
、、、、
まぁいろいろあると思いますが
言葉にしてみるのはホントに良いですよ。
僕もこうやって自分の思って得る事、学んだ事を文章にしてみたりしますが
これが凄い勉強になりますし、思いがけない発見もあります。
で、考えが深まります。

思い悩んでるときなんかは、自分の心と向き合えるし、
冷静な判断へと繋がりやすくなります。

それから最初に紹介したHEY!BOUZ、
お坊さんと会えるのでホントに良いですよ。

僕はまだ1回しか利用してませんが、、、
(ガンガン利用しようと思ったらコロナで、、、)
コロナでどこまで対応しているか分かりませんが、
落ち着いたら皆さんも是非!!


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