mumi

うつ病と謎の微熱が続くひと。療養日記と、思考吐露。 加筆・修正をすることがあります。

mumi

うつ病と謎の微熱が続くひと。療養日記と、思考吐露。 加筆・修正をすることがあります。

最近の記事

日記:「それってニートってこと?」

「それってニートってこと?」 持病があって働けてないと伝えた時の反応はあまりに残酷だった。私が苦笑いをして「・・・まあ」と答えると、彼は「いいなあ」と言った。 いい、わけがない。 「でも通院ってかんじだよ」 私は動揺しながらちょっと的外れな返答をした。本当は、働けるなら今すぐ働きたいんだけどね、と付け加えたかったが、とっさに言い返すのは苦手なので、できなかった。 私が元気そうに見えたからなのだろうか。そもそもニートとは働く気がない人のことを指す言葉だったはずだが、気軽

    • 日記:傷ついてしまう言葉

      先日美容院へ行った。美容師さんとの会話でグサグサと刺さった言葉があったので、文章にすることによって整理しつつ少しでも消化したい。念のため先に言っておくが、その美容師さんが悪いことを言ったわけではないし、その美容師さんを責めたいわけでもない。これは、ただただ、私が生きづらさを吐露する日記である。 ①「同窓会」 同窓会は私の中で禁句である。なぜなら高校生の頃不登校になったため、同窓会というものにはほとんど縁がないから。加えて私には訪問したいと思える母校がない。全体的に学校とい

      • 私を苦しめる「働くこと」への少し歪んだ価値観

        私は幼い頃、いわゆる典型的なガリ勉だった。一日分の勉強が終わらなければ遊んではいけないというルールがあったので、小学校一年生の頃から勉強していた。「今のうちから勉強しておけば将来楽ができる」「今時いい大学に入らないと就職できない」そんな周りの大人たちの言葉を素直に受け取り、わたしは努力の前借りをしているような感覚で、日々勉強をしていた。 やがてハードなスケジュールを組む塾に入れられ、部活との両立できなくなり、限界を迎えて勉強が手につかなくなるまで追い詰められてしまい(両親は

        • 日記:フラッシュバック

          私は高校生の時、部活の顧問からパワハラを受けた。当時はそういったことは現在よりも問題視されていなかったし、根性論を纏った言葉の暴力は一見暴力に見えなかった。そしてそれを暴力だと認識するには、15歳の私は幼すぎた。心のどこかでおかしいと感じながらも、自分が悪いのだと責め続けた。 この顧問のせいで私は不登校になり、のちに通信制高校に転校している。 大人になりカウンセリングを受け分かったのは、この顧問にされたことは、現代ならば訴えることのできるくらい酷いものだということ、自分を

        日記:「それってニートってこと?」

          二年以上続く原因不明の微熱

          私はここのところ、調子の悪い日が続いていた。今までとは違う、未来に希望のない感覚。今までは「うつ病」を寛解させることを目標に頑張ってきたが、うつが寛解に近づいたとき、私にはもう一つの重大な症状が浮かび上がったのだ。それは、微熱。 私には慢性的な微熱の症状がある。微熱といっても、37.5℃まで上がる日も珍しくなく、酷いときは37.8℃まで上がってしまう、厄介なものだ。いくつかの病院を回り、最終的には大学病院の総合心療科で検査をしてもらったのだが、私の体は数値上至って健康で、原

          二年以上続く原因不明の微熱

          「調子」という言葉の意味

          今日は晴れ。わたしの部屋には暖かな日差しが窓から入ってくる。心地が良い。晴れの日は不思議と調子が良い。 調子。 うつ病を患っているわたしにとって「調子」という言葉は、一般的に使われるそれとは少し違う。今日の症状はどのような状態かを簡単に表せる便利な単語だ。 数年この病を患い、気付いたことがある。 晴れていて日差しが出ている間は穏やかな気持ちで過ごすことができるということ。日が沈むと気持ちも少し沈む。曇りの日はなんだかどんより気分で、雨の日は最悪。 こんなに自分が天気

          「調子」という言葉の意味

          わたしという人間について

          初めての記事を書くにあたり、自分という人間について考えてみようと思う。 私は女性だ。 現在の私の生活を送っている日本人の同年代女性はとても少ないだろう。つまり私はその点からみればマイノリティに属する。そして私のような過去をもつ人間も少ない。悪いことをしたわけではないのに、過去を隠しながら生きている。10代から生きづらさを抱えてきたが、なかなか生きやすくはならない。工夫をしてみては、喜んだり落ち込んだりと、試行錯誤の日々だ。もうそんな日々が10年以上続いている。 私は世界

          わたしという人間について