私を苦しめる「働くこと」への少し歪んだ価値観
私は幼い頃、いわゆる典型的なガリ勉だった。一日分の勉強が終わらなければ遊んではいけないというルールがあったので、小学校一年生の頃から勉強していた。「今のうちから勉強しておけば将来楽ができる」「今時いい大学に入らないと就職できない」そんな周りの大人たちの言葉を素直に受け取り、わたしは努力の前借りをしているような感覚で、日々勉強をしていた。
やがてハードなスケジュールを組む塾に入れられ、部活との両立できなくなり、限界を迎えて勉強が手につかなくなるまで追い詰められてしまい(両親は