私が広めたいアイディア

大学のノートPCの整理をしていたら、あるファイル名の文書が出てきた。

「私が広めたいアイディア」

5年前の大学1年生だった頃、私はとあるゼミに入った。
そこで、「あなたが広めたいアイディアは何ですか？」という問いの課題が出された。

その時書いた文章を読んで、今の私はすごく応援された。

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私の広めたいアイディアは、「やりたいことをやる強さ」です。

両親が小学校の教員だったこともあり、幼いころからなんとなく将来の夢は教員だった。
私もこの夢をよく口にしていたし、両親もすごく期待してくれたり応援したりしてくれた。
高校生になり、進路について考えることが多くなった。
私はそのころから少しずつ「自分が本当にやりたいこと」が何なのかわからなくなっていた。
だけど、部活は忙しい、受験勉強だってやることがたくさん、成績も上げなければいけない、そんな状況で落ち着いて何かを考えることが無駄だと思っていた。
そして何より、両親の期待に背く勇気がなかった。
「小さいころからの夢を今更変えられない」
「親が期待してくれているからこれが正しいのかもしれない」
「やりたいことなんて後から見つかるし、考えるなんて時間の無駄！」
こんなことを思い始め、自然と「自分の本当にやりたいこと」について考えることから逃げていった。私は弱かった。

大学に入学し、いろいろな経験をし、自分について様々なことを考えた。
「自分のやりたいことは、もっと他にあるんじゃないか」
こんなことを思ったが、
「教育学部に入って、先生にならないなんて許されない」
と思った。

だけど、多くの人に会っていく中で
「大学一年生？じゃあまだこれからだね。いろいろな経験をして自分のやりたいことを見つけてね」
と周りの大人から言われることが多くなった。
「本当にやりたいことを今見つけなかったらいつ見つけるのだろう」

皆さんは、自分のやりたいことをできていますか。
周りの評価があるから、こんなことできない。
これって違うんじゃないかな。
悩むことなんて苦しくて、逃げ出したい。

だけど、人生は一度きり。
こんな理由でやりたいことをやらないのは、もったいない。

自分がやりたいことを周りの人が全員賛成してくれることなんてありえない。
全員が応援してくれることなんてありえない。
もしかしたら、自分一人しかいないかもしれない。

だけど、自分一人だけでも自分のことを理解し応援したら、きっと頑張れる。
やりたいことをやるってとても勇気がいること。
その勇気をもって一歩前に踏み出したら、
最初で最後の人生でもきっと悔いは残らない。

やりたいことをやる人生は、きっと楽しいと思うから、
私はこのアイディアを広めたいと思います。

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社会人になったら、もっと忘れてしまうんだなと強く思った。
自分を振り返る時間とか、心の声に耳を澄ませる時間とか、意識しなければ作れないけれど、
悩んでも悩んでも、とことん向き合う決意が出来た本日でした。