見出し画像

英語論文を翻訳したいときに使う方法

私は大学院でボスに「英語論文は英語で読まないと実力がつかないぞ」と言われ、真面目に英語で読んでいたのですが、あまりにも研究が進まないので禁断の現代科学に手を出しました。
英語の読解力が鍛えられないので、皆さんはきちんと英語で読んだ方が良いかと思います。


PDFのファイルサイズを変更する

以下に挙げていく翻訳ツールでは、ファイルサイズの最大容量に制限があることが多いです。
制限内にファイルサイズを抑えるために、PDFを分割することが必要です。
自分はMacユーザーなので、プレビューでファイルを開き、サムネールでページ範囲を選んで削除することでファイルを分割しています。

サムネールでページを選択して削除キーを押すだけです

必要な部分だけ日本語で読みたい

多数の論文の中から特定の情報だけ集めたいときなどに効果を発揮します。

Google翻訳アプリ

カメラをかざすと自動翻訳してくれるスマホアプリです。
さっと情報を取りたいけど面倒、なんて時に役に立ちます。

Google翻訳(ドキュメント)

10MBまでのPDFファイルなら、web上で翻訳してくれます。
日本語に翻訳して流し読みしながら必要な情報を拾っています。
図表などで翻訳がうまくいかないときはカメラ翻訳を併用。

DeepL翻訳(ドキュメント)

無料版ではPDFを含め、ファイル翻訳は1か月あたり3ファイル、1回あたり5MBまでとなっています。
Google翻訳より翻訳精度は高く読みやすい一方、レイアウトが少し変わることも。

要約したい

論文を自動で要約してくれたら素敵ですよね。
しかしその論文のどの部分が優れているかというのは、自分の知識の中で他の論文と比較して初めてわかる部分も大きいので、PDFの情報のみで論文の有用性を要約してもなかなかうまくいかないのが現状かなと思っています。

Claude.ai

私は現在無料版を使っていますが、有料版だとさらに精度が上がるようです。
1ファイル10MB、最大5ファイルまで利用可能で、トークンの制限の両方を満たす必要があります。
このブログでベタ褒めされているので、いつか有料版を試したい。
私はなんとなく以下のようなスクリプトを使っています。
「このレビュー論文で分析された論文数は?」などの特定の疑問にも答えてくれます。

ChatGPT (Advanced Data Analysis)

GPT4で使えるAdvanced Data AnalysisでPDFの読み込みが可能です。
使い方はこちらのブログなどを参照。
以下はレビュー論文で知りたい項目を聞いていますが、分析された論文数をうまく抜き出せておらず、改善を待つ必要がありそうです。

自分が試したのはここまでで、他の方法はこちらにまとまっています。
いつか用途別に翻訳精度や情報収集精度の比較をしてみたいですね。

この記事が参加している募集

AIとやってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?