見出し画像

Oitel 使ってみた〜生理の負担によりそうサービス〜

Oitel (オイテル)って聞いたことありますか。アプリと連動してトイレの個室に設置された機械から生理用品を無料で提供する仕組みです。

生理は、女性として生まれてきたからには自分の体調やメンタルの変化から切り離せないことです。だからこそ、関連するサービスでちょっとでもその期間の負担が減るなら、試してみない手はありません。

今回はじめて使ってみたので、感想と考えたことを書いてみます。

Oitel ってなに

スマホのアプリに登録すると、オイテルが設置してある女子トイレで生理用品を提供してもらえる仕組みです。

無料で提供されるかわりに、オイテルが広告を流しています。広告収入で運営されているというわけです。

現在は公共機関や企業や大学等で導入されているそうです。

導入にあたって聞いた声

導入に対する反応を見ていたのですが、想像よりも賛否いろいろな声があり考えさせられました。

女性からは支持を受ける一方(ある意味当然かもしれない)、とある男性が「これは企業や私学に導入するんじゃなくて、まず公立の学校とかに入れたほうがいいんじゃないのか」とコメントを残しているのをどこかで見たのです。

想像通り「使わないやつは黙ってろ」という声が上がっていたのですが(私もこのコメントはまずもっともだと思う)、前提として別に全く学校とかを視野に入れないかっていうとそういうことでもないと思うんですよ。

(実際には大学は国立とかにも導入しているみたいですし。公立中高とかだと、スマホを使ったりと別のルールとの関係が難しそうですね。)

あとは、不必要に持って行くひとがいるんじゃないのかという懸念の声。これは男女問わずあった気がします。私も、よくわかんないけどそんな無料配布して大丈夫なのかなとは思っていました。

女性からは、生理用ポーチを持ち歩くのって大変だから助かる。突然なるときにも対応できるなら嬉しい。などの意見が見られました。

いろんな声を聞いたけど、まず男性にはどれほど事情が理解されているのかに疑問を持ちました。そして、女性である自分も、生理の時はこうするって思い込んでるけれど、それって単なる習慣なだけで、あるべき姿を考えてみてもいいのかなと。だから自分でもオイテルを使ってみることにしました。

実際に使ってみた

今までは設置してあるトイレに入っても、あ〜あるな〜と思っていただけでした。

でも、上記に書いてあるように、使ってみないとよくわからないものです。使いたいときが来たので、オイテルが設置してあるトイレに入りました。

まずこれは、ボタンを押せばほいほい出てくるようなシステムではありません。

アプリのインストールが必要なので、その場でダウンロードします。まずトライアルでひとつは出すことができるそう。

アプリを操作して機械にかざすと、窓が開いてレシートが出るようにナプキンが押し出されました。

結構感動的。そしてナプキンもちゃんといいやつ…!

そして本利用に進むには、メールアドレスなど、簡単な登録も必要です。一個はアプリインストールだけで使えるけど、それ以降には無料登録が必要ってことですね。

ここまでやってみるだけで、いたずらにぽいぽい出す人はいなさそうかな〜などと思い始めました。

それで本登録もしてみて、さらにびっくり。取り出しには二時間以上時間を空ける必要あり、一ヶ月に利用できるのは七回までなど、むやみに持って行くことができない仕組みになっていました。

ちゃんとしたシステムじゃないか!使ってみないと調べずに議論していたかもしれず、試してみて良かったと思いました。

ちなみに、その日に二度利用したのですが、個人的には特別な持ち物なく(スマホは必要ですが、いつも手放さないのでストレスにはなりません)お手洗いに行けるのがこんなに楽とは知りませんでした。

そして、生理現象にはトイレットペーパーが用意されているんだから、やっぱり生理に対しても無料で配布されてもいいんじゃないかなと思い始めたんです。

それでも一ヶ月に七枚なんて少ないんですよ。衛生面を考えたら、一日でもそのくらい取り換えるし。

ただ、外出先でもしもオイテルがあれば、いつもより悩みも軽くなるかもしれません。来るか来ないかわからない日に荷物を増やす必要もないんです。

それこそこの活動が支持されて、広告主が増えれば増えるほど、公立の学校などへの導入もできるんじゃないでしょうか。スマホがあることが前提だからなかなか難しい場面もあるかもしれないけれど、せめて今後より多くの公共機関などには広がってくれたら嬉しいなと思います。

みなさんももしOitel のマークを見つけたら、必要なときに使ってみませんか。今まで持っていた固定概念が少し変わるかもしれません。不調を感じる期間だからこそ、気分良く過ごせたらいいなと思います。


この記事が参加している募集

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。 スキやシェアやサポートが続ける励みになっています。もしサポートいただけたら、自分へのご褒美で甘いものか本を買います。