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サラリーマン天国、スーパーホテルに26歳女子が泊まってみた感想

地方都市の駅前などで、黄色い看板にでかでかとカタカナの文字が並ぶホテルをみたことはないだろうか。スーパーホテルである。少なくともインスタグラムの映えホテルには1ミリもかすらなそうな、そんな佇まいのビジネスホテルだ。

宮崎と鳥取県に旅行したとき、私は街中のスーパーホテルを利用した。どちらも一人旅で、宿泊代を節約しつつ作業ができてアクセスの良いところに泊まりたいというニーズだった。特に鳥取駅前に宿泊した時には、リモートワークの場所としても活用したいと思っていた。

宮崎のスーパーホテル
スーパーホテル宮崎天然温泉

そんなわけで便利に利用させていただいたものの、ここには女性が本当にいない。朝ごはんのバイキングですれ違うのも、男性・・・というか、言葉を選ばずに言えばおじさんばかりなのである。泊まってみて、これは女性は泊まんないわ〜と納得な部分と、利用されていないのが勿体無いな〜と思った部分があるので簡単にレポしてみる。直近に行った鳥取駅前店のレポが中心だ。


おすすめポイント

①部屋が暗証番号式

部屋の鍵が暗証番号式で扉も重め。しっかりしている作りなんだなと安心できる。安いホテルにたまにある、大きなキーホルダーがぶら下がった鍵のみで、扉も薄くてオートロックじゃない、みたいな心許なさは一切ない。ちなみに、ロビーに入るのにも深夜帯は暗証番号が必要になるとかで、個人的には女性一人でも比較的安心して泊まれると思う。

②スタッフさんの手際がいい

ビジネス利用が多いからか、スタッフさんの対応がスムーズだなという印象。これは私がたまたまラッキーだったのかもしれないけれど、チェックイン・朝食・掃除の方がみんな気持ちいいほどテキパキと仕事をこなしていた。ビジホに求めるのは、特別感のあるおもてなしというよりは滞りなく清潔な場所・快適な時間を保ってくれることだったりするので、すごくよく教育が行き届いているな〜と感じた。これは単に鳥取駅前で当たったスタッフさんが良かったのかもしれないけれど、ストレスのない滞在ができた。

③テレワークでの利用もできる

12時チェックアウトのプランを予約し、12時まで仕事をすることにした。Wi-Fiもさくさく問題なく動くし、自室にいれば音も気にならない。作業用の広い机がある部屋があり、そこを予約したのでかなり快適に仕事ができた。

スーパーホテル鳥取駅前。
手前のテーブルが広い

④女性用のアメニティー

女性が宿泊すると、女性用のミニアメニティーセットがもらえる。シャンプートリートメント、洗顔料とメイク落としあたりが入っている。女性のお客さんにほとんど合わないとはいえ、別にホテル側が女性を蔑ろにしているわけではないんだよな〜というのが、チェックイン時からみて取れる。

▽参考までに、朝食バイキング

朝食バイキング@鳥取
朝食バイキング@宮崎

女性が少ない納得ポイント

①男性の人数圧がすごい

これは個人の感想だけれど、女性利用客が少なく、スーツの男性が本当に多いので、なんだか知らない間に圧を感じる。若いカジュアルな格好の男性というのも少ないので、間違えて会社の偉い人が多いフロアに来ちゃった感じだ。共有スペースは心地いい場所とは言い難いかもしれない。

②禁煙ルームでもタバコくさい

これが一番気になったんだけど、禁煙ルームでも部屋がマジでタバコくさい。臭いのメインの原因は、おそらく風呂場の換気扇だと思う。風呂に入るのとトイレに行くのは、タバコの煙を浴びているようで割と苦痛だった。これさえなければ次からもこのホテルを利用したいな〜と思う嫌煙家だった。(一方で、これがおじさん利用率を上げている理由でもあるだろうから、企業戦略としてはいいんだろうな〜とも思ったり。)

と、こんなわけで、タバコの匂い以外は快適な滞在だった。特にスタッフさんについては、直前の1泊2万のホテルに劣らないと、個人的には超満足だった。最近のホテルのトレンドを見ていると、心地よさ、チル、余裕のある空間あたりがある気がしているし、確かに真っ黄色の看板とそれはかけ離れているのかもしれない。でも、便利だし目的に合わせて使えば快適なので、なんとなく遠ざけていた人は選択肢に入れてみたらどうかなと思う。


鳥取旅の様子はこちら▽


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