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わたしがnoteを友人たちに公表するまで

noteを投稿している方って、どれくらい自分のリアルな世界の人に公開しているのでしょう。

家族とか友人とかバイト先の人とか、なんなら友達のお母さんとか。私は普通にありとあらゆるSNSで公開しています。意識的に避けているのは恋人くらいです。でも恋人は、同世代がインスタを見ている時間にYahooニュースを見るような人です。はい、私、SNSに文章乗せ放題。

話がそれました。

みんな、どのくらい公開しているのかなって興味があります。

以前リアルの友人に「私もnoteしてるけど、とてもまゆさんのようには公表できないです」と言われました。なるほど、その子が何を書いているのかはわからないけれど、私にはその感覚はすごくよくわかります。実は。

だって、私が今までいろんなブログサイトで何個匿名のアカウントを持ってきたか!

インスタだって、公表していないアカウントを持っています。イラスト用とエッセイ用がありました。はてなブログをしていたころもあったし、WordPressでブログも作ったし、毎日投稿を始める前にコンセプトをガチガチにして3日で終わったnoteの別アカウントも持っていました。小説サイトに投稿していたこともあるし(そうなんです、今はエッセイしか書かないのに、小説書いていたこともあります)ありとあらゆるデバイスのメモに下書きのままの文章が溜まっているんです。

それを、ずっと公表できないでいました。書いている異質な存在として、これ以上浮くのが嫌だったし、自意識が垂れ流されるような自分の文章が誰かに見られることは、ひとりだけ明るい部屋の中で裸でいなくてはいけないような気持ちだと思っていました。

でも今は、note読んだよ、読んでるよ、と言われると嬉しいんです。

ありがたいことに、リアルな友人たちが私の文章を読んでくれていて、なんならもう数年会っていない子からもそんな言葉をもらったりして、感動します。照れくさいのに、友人が堂々と褒めてくれるのが嬉しくて、そしていい友人たちに恵まれたんだなと少し誇らしくもあります。

リアルにも公開するのにはどこかで天井を突き抜けた時があって、それが突破したらどこまでも良くなってしまいました。自分の中のストッパーが、いい意味でなくなった瞬間があったんですね。

それで気づいたのは、リアルに公開していても本当にわたしの文章を読みたいと思った人だけが読み続けてくれるのだということです。当たり前なんだけど、それに気づくまでには怖かった。そもそもわたしに興味を持ってくれたり、わたしのことを応援してくれたりする人が読んでくれているのだとやっと自分でもわかった時に、吹っ切れたのだと思います。わたしのことをそれで嫌いになるようなら、別にそれでいいや。わざわざ声をかけてくれる、読んでくれる、めちゃくちゃ応援してくれる人たちを大切にすればいいやと思えました。

そして常に、自分は書いていても大丈夫だ、と思わせてくれたのは、noteというプラットフォームとあたたかい住人のみなさんでした。特に2年前私が投稿を始めたばかりの頃に読んでくださったりコメントをしてくれたりした人には本当に励まされました。今ではお見かけしない人が多くて少し寂しいですが、どこかで創作を続けていたらいいなと思います。私自身は書けなくてめちゃくちゃに病む時もあるけれど、続けることで同じような悩みもリアルに共有できるようになりました。

今では私は、公表したからこそずっと文章を書き続けられているんだと思います。もしこれが匿名のアカウントのまま、友人たちにも知らせずに限られた世界で閉じていたら、私はきっとすぐに飽きてやめていたと思います。

でも、あったかさに助けられたよなあ。読んでるよって言われる時のほくほく照れる感じも、嬉しいんです。迷ったけれど、今までたくさん生み出してきた他の匿名アカウントのように短い命じゃなくてよかったなあ。

500日以上書いてる私でも、3日で何度もやめてきました。人によって向き不向きはもちろんあると思うけれど、一回創作が上手くいかなくても、創作の形態が合わなくても、読んでもらえない気がしても、だからダメなんてことはないんだと今までいっぱい辞めたことがあるからこそ思えます。リアルに公開すればいいわけでもなく、毎日すればいいわけでもなく、でも自分の本当にやりたいことを自分自身で「出来ない」と否定しないでいてほしいと思います。楽しい世界はきっとあるし、言葉を見てくれている人もきっといるから。

そんなふうに、創作に弱気になっている人がいたらそっと背中を押せる存在になれたら嬉しいです。もちろん私もガチ凹みして文章を載せることもあるので、それはそれでこの人も迷ってんな〜くらいに思ってもらえたら。

これからも、読んでいただけたらそれほど嬉しいことはありません。

そして、友達や知り合いの方々、本当にありがとうございます。びっぐらぶ!そして、できればスキを押してやってください!(ほしがり笑)


ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。 スキやシェアやサポートが続ける励みになっています。もしサポートいただけたら、自分へのご褒美で甘いものか本を買います。