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【260日 ~ 冬の網走でホワイトアウト ~】

この記事は僕がプロカメラマンになって、大好きなスキマスイッチの二人を撮影するまでの日常を綴ったものです。

塚真のインスタグラム

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つぶやき文庫♯260
〜冬の網走でホワイトアウト〜

ゆうべは遅くまで起きていて、今朝は6:30にアラームを設定していたから、睡眠時間は3時間くらいかな。昨日のうちに準備を終わらせていたので、歯磨きと着替えを済ませるだけでスムーズに出発できた。いつもこいうすればいいのに、と、自分自身に対してそんなことを思う。

11:15のフライトには、2時間以上の余裕を持って到着。羽田空港に来るのは約1年ぶりで、そういえば島根から越してきて、もう1年以上も経過しているのだと気づく。振り返ってみれば色んなことがあったな、なんて少しだけ懐かしんだ。

後にきた友人と合流して、その1時間後には羽田発の飛行機は飛び立った。真冬とは思えない東京の天気、窓際の席から見えた海の表面は細かく波が立っていて、そこに太陽が反射して煌びやかに光っていた。美しかった。

北海道上空に差し掛かると、地表は白く染まりはじめ、到着の少し前からはモノクロームの世界、雪に覆われた風景に変わった。女満別空港には、到着予定の時刻とほとんどの誤差もなく到着した。

バスに乗り換え宿に到着して、早々とチェックインを済ませた。往復の航空券とセットになった宿の代金は安かったけど、その価格にはイイ意味で裏切られるようなクオリティ。ホテルスタッフの方々も、すごく優しかった。

送迎サービスと、タクシーを駆使して辿り着いた今回の目的地。当然ながら真っ白で、目の前にあるオホーツク海は見事なまでの迫力だった。

今日来るこを、友人には一言も伝えていなくて、だから個展会場で顔を合わせたときの、彼女のリアクションときたらかなりの驚きぶりだった。すごく喜んでくれていたから、その表情を見れただけで来た価値があると言える。

作品からは彼女自信の感性に加え、北海道の壮大すぎる自然環境があいまって、自由な発想でのびのびとした雰囲気が伝わってきた。その反面、いい意味で彼女のもろさや、繊細さも垣間見ることができた。作品に込めた想いの強さが、しっかりと伝わってくるような作品の数々は、他の誰でもない彼女だからこそ生み出せるものだと思った。

会場には他に、彼女の友人や先生なども訪れていて、その人たちの優しい雰囲気を通じて、彼女の人柄の良さを改めて感じ取ることができた。単に『良い人』という言葉では到底言い表せない。それでもまだまだ感情に振り回される、彼女自信の未熟さが愛嬌となって、より彼女を魅力的な人間にしているのかなとも見えた。

ついでに言うと精神的に大人な彼女にも、子供っぽいところを見つけることができて、僕自身はちょっと安心した。

地元を遠く離れ、頑張る姿を確認できたから実は少し安心した。いい人の周りには、いい人が集まるのだなと再認識できた。そんな彼女と繋がれた僕も、同じであって欲しい。

彼女の自宅で、友人を交えながら雑談したのち、ホテルに帰ってきた。

ご飯も温泉も、ホテルスタッフまで素晴らしく、全てが上質で満点すぎる1日に終わった。そしてすぐに明日がやってくるのが、実は少し寂しい。もう少しだけ、この地の空気を吸っていたい、ここの空気を吸った人たちと関わってみたい。

明日はどんな出会いが待ってるだろう。

【塚真の最近の活動】

・Amazon Kindle からデジタル写真集”シカクイセカイvol.1”
https://www.amazon.co.jp/dp/B08Z74JP21/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_733WPSQK8WWDBM71JDA9?_encoding=UTF8&psc=1
・ Amazon Kindle からデジタルみ写真集”シカクイセカイvol.2”
https://www.amazon.co.jp/dp/B096P5VMZX/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_EMXX9E9CHNS5B0C5Q2ZS
・Amazon Kindle からデジタル写真集”シカクイセカイvol.3”
https://www.amazon.co.jp/dp/B09GKPJTPM/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_9BT94DBNTF70N0N18Z9H




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