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お得情報、たしかにお得だけど気持ちは疲弊してないかな

ネットの世界を覗いていると、毎日のように「お得に生活するための情報」が流れてくる。

ありがたいことだ。

わざわざ教えてくれる詳しい友人がいなくたって、いくらでも超詳しい人が情報を流してくれる。それを特にお金を払うわけでもなく見られるのだから。

例えば私なら、旅行に関する情報は特に多い。

行ってよかった宿のこともあれば、安くなるキャンペーンのこともあって、ツイッターで見かけたときには忘れないように急いでいいねを押してみたりする。

楽天のスーパーセールやJRのキャンペーン、どこかの県の旅行券。いいねの数だけどんどん増えて、たいていはそのまま放置しちゃうんだけれど。

そしてある日思った。流れてくる「お得情報」を使いこなしていない自分が、なんだかどんどん損してる気がする。使わない情報に追われて、不必要に焦っている気がする。

行く予定もない旅行が、もしかしたらお得になるかもしれない!なんて息巻いてしまうのだ。元から予定もなかったんだし、そのクーポンを持っていたとして使わないだろうから関係ないのに。

それでももしかしたら使うことはあるかもしれない。駆使すればいいだけなのかもしれない。

でも、それで疲れたり損した気分になったりするのは、なんか違うなあと思った。

もちろん、発信源の人やお得情報は悪くない。全然、ありがたいことだ。この情報がありがたい人はいっぱいいると思うし、私だって使う時は使う。

でも、自分でそのときの自分に必要なものとそうでないものは振り分けられるようにならないといけないと思った。

情報の溢れるこの世界で、ただ情報に揉まれるだけで疲弊している自分がなんだか可哀想だった。わざわざSNSの波に感情ごと投げ込まなくても、毎日楽しく生活している。「お得情報」はもともとはそれのおまけみたいなものじゃなかったっけ。

そう思って、焦らず振り回されずに過ごしていきたい。私のペースで旅をして、私のペースでお金を使う。

それでいいじゃないか、と思う。やたらと疲弊だけするのは、もうやめにしよっと。

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