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#春
poem 岩は砕けて
揉まれて
砕けて
粉々に
なった岩は
痛かろう
けれど
その岩ぶつかった
岩もやっぱり
痛かろう
自分ばかりが
苦しくて
世間に背を向け
生きてきた
見ないふりして
送っても
どうして傷は
痛むのだ
時は滔々流れゆく
ぶつからなければ
ならなくて
もがいていなければ
ならなくて
あの時
砕けた岩の欠片は
丸みを帯びた
肌からころげ
静かにどこかへ
落ちていく
春麗らかな
揉まれて
砕けて
粉々に
なった岩は
痛かろう
けれど
その岩ぶつかった
岩もやっぱり
痛かろう
自分ばかりが
苦しくて
世間に背を向け
生きてきた
見ないふりして
送っても
どうして傷は
痛むのだ
時は滔々流れゆく
ぶつからなければ
ならなくて
もがいていなければ
ならなくて
あの時
砕けた岩の欠片は
丸みを帯びた
肌からころげ
静かにどこかへ
落ちていく
春麗らかな