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侮れない豆撒き。

去年の今頃、仕事上でトラブルに巻き込まれることが多く悩んでいた。自分のミスならば自分で気を付ければ済む話だが、そうじゃない場合はもうどうしようもない。こういう『巻き込まれトラブル』がたくさん起きていたのである。
あまりにも自分ばかり巻き込まれるので、厄払いに行くべきだと常々言われていた。元来ポジティブな人間なので、落ち込んではいなかったが、ずっと続くと流石に気になる。そんな時、たまたま2/3が休みだった。小学生の頃豆撒きをしていたが、すっかりご無沙汰。ふと豆撒きを体験したくなり、どこでできるのか調べて、「妙法寺」の節分会に参加することにした。

いざ節分会

開始1時間前からすでに多くの人で賑わっていた。
会場前でしばらく待つ。境内からはお経を詠む声が聞こえてくる。厄払いはお願いしなかったが、これだけでも厄が祓われる気がする。

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その内、たくさんの豆を抱えた方々が目の前に現れた。これから福を観衆に撒いてくれるのだ。
開始の合図とともに叫ばれる「福は内」。飛び交う豆。この福を多く手に入れようと人々は手を上げる。あまりの勢いに面食らってしまったが、福を手に入れるために、遠慮していてはいけない。幸いにも大きな争いをせず自然と豆を手に入れることが出来た。『福』と大きく書かれた豆袋。幸福が訪れることを願って。


この節分以降、トラブルは潮が引くようになくなっていった。大人になるにつれて豆撒きなんて…と思っていたが、侮れないなと実感した。
そして今年ももちろん参加して来た。今はトラブル続きではない分、より福のある1年にしたい。
大人になって豆撒きをしない方も多くいると思うが、近くで節分会が開かれていれば、ぜひ参加してみて欲しい。
豆撒き、侮れない。



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