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2014/2/26 NHKへのエントリーシート

私がNHKを志望した理由は、NHKならば視聴率に左右されない骨太な番組作りができると考えたからです。民放の場合、常に視聴率が取れる番組を作ることがスポンサーから求められています。しかし、NHKの場合は、こうした圧力とは無縁だと考えました。そんなNHKで、私が成し遂げたいことは、最初から、広く万人に認知される番組作りを行うのではなく、少数のユーザーに支えてもらう番組を作ることです。こう考える理由は、今ヒットしているもの例えば、AKB48やアニメにしても最初は少数のファンの心に刺さって、口コミで広まりヒットしたからです。つまり、少数の人の心に深く刺されば、結果としてドラマがヒットするのではないかと考え、そのような番組をNHKで作りたいです。

私はAKB48のファンなので毎週、NHKのAKB48 SHOW!を楽しみにしています。それまでにもAKB48がメインの歌番組はありましたが、他のアーティストと共演する番組で、AKB48のファンとしてはあまり面白くありませんでした。しかし、AKB48の最大の魅力というのは秋元康が一人で作詞した何百曲もの膨大な歌にあります。それを一番うまく伝えているのはNHKのAKB48 SHOW!で、こういうファンの心に深く突き刺さる番組こそNHKの作るべき番組なのではないかなと考えております。

私は企画力とリーダーシップを兼ね備えた人間だと自任しております。大学を卒業後、コンピューターのシステム会社でインターンをしていた時に、お弁当屋のAndroidのアプリを、作ることになりました。その時に、チームの意見を一枚の企画書にまとめたからです。一枚の企画書にまとめることによって、チームが同じ方向を向いて仕事をすることが出来ました。また、実際にその企画を実現させるためのプログラミングが、始まった際にも他のメンバーはあまり英語ができなかったので、自分が、Googleの技術文書を翻訳してコーディングの内容を指示したためです。

私が、最近関心を持った社会的な出来事は、佐村河内氏のゴーストライター事件です。NHKもドキュメンタリー番組で、過去に彼を取り上げて、問題になっています。悲劇のヒロインや、逆境を跳ね返し、成功するといった類の物語をマスコミが好んで報道するのは無理もないことだと思います。なぜなら、人々はそういった夢のある物語をいつの時代にも求めているからです。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの成功談を報道するほうが、起業家の失敗談よりも人々には受け入れられます。私がこの事件を通して学んだことは、このような夢物語には疑念を持ち続けないと、取材相手のままに報道して時には、虚偽の報道をしてしまうということです。もし自分がディレクターになった場合にも常に疑いを持って番組を作っていきたいと考えております。

私の忘れられない失敗体験は、第一志望の大学に合格できなかったことです。私は高専を中退し、将来は企画の仕事に携わろうと思い、早稲田大学政治経済学部に1年で合格しようと考えました。早稲田大学の中でも最も難関の学部を目指そうと考えた理由は、高い目標を掲げないと、自分のモチベーションを1年間、維持することはできないと考えたからです。高専にいた頃はほとんどの時間を、テレビを見たり、ゲームをやったりしていて、勉強に真面目に取り組んだことがなかった人間が、生まれ変わるにはそれぐらい夢のような目標が必要でした。結果として第二志望の明治大学に合格できましたが、入学当初は大学があまり好きになれなくてたくさん単位を落としたりしました。しかし、2年生になった頃からポジティブな方向に考え方を変え大学を4年で卒業しました。

NHKでは特に音楽番組に携わりたいと考えております。自分自身の卒業論文のテーマが、阿久悠の時代の歌謡曲と、今流行しているAKB48やPerfumeといったアイドルソングを比較して、時代を考察するというテーマだからです。もちろん、歌番組以外にも興味がありますが、第一志望は歌番組であるということを強調したいです。

日本の皆さんの愛のあるサポートをよろしくお願いいたします。