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嫌なやつを好きになる心理

『格闘家のトラッシュトークに最初は嫌悪感を抱いていたのに徐々に好きになってしまう心理について考えてみた』



心理学的側面から様々な要因が考えられますが、
これは『認知的不協和の解消』
とも言えてそのような行動が自分の価値観や信念に反するからです。

しかし、格闘家を見続けるうちに、その人物の他の魅力的な側面やパフォーマンスに触れると、嫌悪感と好意の間で認知的不協和が生じます。この不協和を解消するために、トラッシュトークを肯定的に再解釈するようになることがあります。

認知的不協和とトラッシュトークの再解釈

◾️初期段階
✔︎嫌悪感の発生
ある格闘家が相手に対して挑発的で攻撃的なトラッシュトークを行うのを見て、こんな無礼な態度は嫌だ」と感じます。
✔︎対立する認知の発生
その格闘家の試合を見続けると、彼が非常に技術的に優れていて素晴らしいパフォーマンスを見せることに気づきます。「この格闘家は実力があってすごい」という認識が生まれます。

◾️認知的不協和の発生
ここで「この格闘家の態度は嫌だ」という嫌悪感と、「この格闘家は技術的にすごい」という好意的な認識が同時に存在するため、心の中で不一致(不協和)が生じます。これを「認知的不協和」と呼びます。

◾️不協和の解消
✔︎再解釈のプロセス:
認知的不協和は不快な状態なので、人は無意識にこれを解消しようとします。例えば、「トラッシュトークも彼の戦略の一部なんだ」「彼が相手を挑発するのは試合を盛り上げるための演出だ」と考えるようになります。これにより、「態度が嫌だ」という感情を「これはただの演出だ」と再解釈することで、不協和を解消しようとします。

◾️最終段階
✔︎肯定的な再解釈:
このようにして、最初は嫌だと思っていたトラッシュトークを、徐々に「これはエンターテインメントの一部で、試合を盛り上げるための重要な要素」と捉えるようになります。すると、最初に感じた嫌悪感が薄れ、むしろトラッシュトークが格闘家のキャラクターとして魅力的に感じられるようになるのです。

◾️まとめ
この過程を通じて、最初は嫌いだったトラッシュトークが、格闘家の魅力の一部として好意的に受け入れられるようになるのです。認知的不協和の理論は、こうした感情の変化を理解する上で役立ちます。

ビジネスに活用できる?

せっかく格闘家は様々なことを体現してくれているので、、これビジネスにもどんな風に活用できるか?考えてみましょう

心理学的な理論をビジネスに活かす方法は多岐にわたり、『認知的不協和の解消』や嫌悪感から好意への転換に関する理解は、マーケティング、広告、顧客関係において非常に有用です。

◾️ブランドロイヤルティの向上

>>顧客が最初に商品やサービスに対して否定的な感情を持っている場合、それを徐々にポジティブに転換するキャンペーンを実施します。

例: 初期の広告で商品やサービスの欠点を認め、その後でその欠点を克服するための改善を強調するストーリーを展開する。これにより、顧客は最初の嫌悪感を解消し、ポジティブな感情を形成するようになります。

他にも

✔︎パーセプションマネジメント
>>(初めに意図的に顧客の期待を低く設定し、それを上回る体験を提供)

✔︎コンテンツマーケティング
>>(初めにネガティブな反応を引き出し、その後ポジティブな解決策を提示するストーリーテリング手法)

✔︎エンゲージメント戦略
>>(顧客が最初に不快に感じる部分をコンテンツや体験の一部に組み込み、その後でその不快感を解消する方法を提供)
などがあります。。。

うーむ格闘家凄しです。

一瞬で終わる試合のためにすごいことを集約して体現してくれていますよね。

本当かっこいいや😳

ここまでの長文をお読み下さり心より感謝いたします🍀
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