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地味女子が学生最後の思い出にバックパッカーしてきた件 ~1日目バンコク市内~

こんにちは、むぎです。前回はタイ到着からバンコク市内へをお届けしました。今回は到着初日のバンコク市内観光について振り返りたいと思います。

前回の記事はこちら



水上交通

バンコクは川の町だ。昔は縦横無尽に運河が流れていたというが、今はほとんど見られ埋め立てられている。しかし今でも水上交通が発展しており、市民の足や観光船として利用されている。

私達のバンコク市内の移動手段も、トゥクトゥクと水上交通だ。水上交通は14バーツ(約50円)程度でバンコク観光できるからおすすめ。川沿いには普通の民家や寺院があり、タイの人の生活を垣間見ることができる。

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民家や寺院はかなり水際にせり出している。京都若狭湾の舟屋みたいな感じ。すぐにボートに乗ったり水を利用できるから便利かもしれないが、洪水が起きたらどうなるんだろうと思った。

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ボートコンビニみたいなものもある。帽子や雑貨、食べ物などを売りに来る。コンビニが近寄ってくると、私達が乗っているボートもスピードを落とし、コンビニタイムが始まる。陸で買うより割高ではあるが、日本にはない光景で面白い。

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ワット・ポー

バンコク市内にはワット(寺院)がたくさんある。密集しているため1日で複数個のワットを回ることができるが、ワット・ポーという寺院が印象的だった。

ワット・ポーはバンコクで最も古い寺院で、中には巨大な涅槃仏がある。高さ15メートル、身長46メートルのキンピカの仏像だ。奈良の大仏が立ち上がった身長が29メートルといわれているため、奈良の大仏様の約1.5倍の身長をお持ちということになる。

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↑でかすぎて顔しか写せなかった。広角カメラがほしい~。

またタイの寺院全体に言えることだが、色味が金、赤、白、青、緑と原色の使用が多い。またどの建造物にも緻密な模様が施されており、日本の寺院にくらべてかなり華やかだ。

そしてタイ独特の甘くて深いお香のにおいが漂っており、華やかだけど落ち着く、不思議空間が形成されている。

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↑ パゴダ(仏塔)もたくさんある。

晩ご飯

晩御飯はカオサンの飲食店で食べた。節約のため朝食や昼食はコンビニで済ませることが多かったが、晩御飯ぐらいはちゃんとしたものを食べようと皆でタイ料理屋へ向かった。

お米は基本タイ米。パラパラしていてタイの高温多湿気候に非常に合っている。日本のジャポニカ米だと粘り気があり重いため、たくさんは食べれないと思う。

また料理は基本激辛。私は激辛は食べられないので、店員さんに辛さを聞いてから注文していた。ココナツミルクが入っているものは少しマイルドになるので食べやすい。でもグリーンカレーなんかはココナッツ入っていても激辛だったりするというトラップもある。

辛いこと以外は、味付けは日本人好みで食べやすいと思う。食の種類も豊富で、油っこすぎることもなく、何日食べても飽きない料理だと思う。(以前行った中国やインドネシアは、全部の料理が油っこかったり甘い味付けがされていて、日本人が長期で食べるのには適していない感じがした)

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↑ オシャレダナー

カオサンの夜は長い。日付を越えても人通りは激しく、開いている店も多く、エネルギッシュな街だった。私はこの町で2日間過ごした。

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トゥクトゥク

タイ初日、トゥクトゥク乗車は失敗の連続だった。トゥクトゥクの相場は、歩いて5分から15分の距離でおよそ30~40バーツ(約100~130円)である。

しかし私達のような若くて海外慣れしていない日本人女性はかっこうのカモだ。私達がトゥクトゥクで10分程度の距離を移動した後、料金を聞くと200バーツ(約660円)と言われた。

これはいくらなんでも高すぎる。冷房付きのタクシーでもそんな値段はしない(と思う)。

運転手に抗議すると、大声で「正常な値段だ!」とまくし立てられた。多分カモられてるし、勢いで押し切れると思われていることはわかったが、収集がつかなくなったのでとりあえずその場で200バーツを支払った。

貧乏学生の貧乏旅行だったけど、数百円が勿体無いとかそういう気持ちはなかった。トゥクトゥク運営してる人はお金に困っている人も多いので、この数百円でドライバーの家族が良い肉を食べられるならそれも悪くはないと思う。

だけど無知は対等に扱ってもらえないということが悔しかった。私は見た目も大人しそうだし、身長も156cmと高くない。声も小さいし、特に海外だと「押せばいける」と思われることも多い。

見た目で威圧感を出すことは難しいので、やっぱり知識と経験で補うしかないと思う。トゥクトゥクに乗るときは値段を事前交渉するとか、トゥクトゥクの相場を把握しておくとか。

またトゥクトゥクの運賃を払うと、おつりを貰えなかった時があった。これは海外ではよくあることだと思うが、小さなお店では日本のように小銭を準備していない。だから大きいお札で払うと「おつりはない、もう出ていけ」と言われることが多い。

これは日本が特殊なだけなので、仕方ないことだと思う。郷に入っては郷に従えで、私達が普段から小銭を持ち歩けば問題は解決する。

こういったトラブルはあったけど、身に危険はなかったし、数百円で勉強ができたので良い経験だったと思う。

国王

私がタイに訪れたのは2017年3月だ。バンコク市内を歩くと、いたるところに位の高そうな男性の顔写真とお花が飾られていた。

一体この人は誰なんだろう・・・という疑問はバスの中で解決した。バスに乗っていると、観光地の前を通った時にアナウンスが流れる時がある。王宮の前を通った時、ひときわ大きく飾られた写真と、プミポン国王が亡くなられたというアナウンスが入った。

私は恥ずかしながら政治については興味が薄く、2016年10月13日にタイ国王が亡くなられたことは頭に入っていなかった。プミポン国王は88歳で亡くなられ、在位期間は70年と、存命する世界の君主の中で最も長い国王だったらいしい。

亡くなられて5か月がたったこの時もなお、町中が服喪中であるということから、プミポン国王が国民から敬愛されていたことがよく分かった。

なお後で調べたところ、プミポン国王が2016年10月に逝去されたあと、政府は国民全体に喪に服すことを求めたという。特に公官庁は1年間喪に服すこととなり、服喪期間中は国民は黒や白のモノトーンの服装で過ごしたという。


最後までお読みいただきありがとうございました。次回はアユタヤー編をお送りします。

#バックパッカー #一人旅 #タビイク #バンコク #タイ

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