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家のこと

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#日記

家のこと⑪

家のこと⑪

引っ越しまで、1週間を切りました。

昨日は入居前の掃除をするため、朝早く伊豆へ。掃除道具がいろいろとかさばるのでグリーン車で。

車窓に広がるのは、冬晴れの朝の海。
そして生まれたての光。

車内販売のあったかいお茶を買って、夫が昨夜のうちに作ってくれたお稲荷さんで朝ごはん。グリーン車ってだけでなんだか旅行気分。

駅に着いて、坂道をてくてく上る。
前回来たのは10月半ばだったから、あれから季節

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家のこと⑦伊豆半島の家

家のこと⑦伊豆半島の家

このコロナ騒ぎが起きはじめた頃、私は伊豆半島の別荘地ものんびりしてていいなぁと、いろいろ物件を見ていたのです。

最初に問い合わせた会社では、コロナ感染予防のため内見の車には同乗できないと言われ、ほかのメジャーどころの不動産会社も同じことをHPに載せていた。じゃ落ち着くまで待つか、と延期にしていたのです。(その後、親友Kちゃんちの近くに良さそうな家を見つけた顛末は前回の記事に)

そしていつまでた

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家のこと⑥紆余曲折の続き

家のこと⑥紆余曲折の続き

親友Kちゃんちの近くの家を泣く泣く諦めた私。

家探しを再開するにあたり、あらためて自分の心とじっくり向き合うことにした。なぜ私はKちゃんちの近くのあの家にご執心だったのか。それは夫に聞かれたことでもあった。

畑が出来るくらいの庭があること、道路からフラット、自転車や徒歩で行ける範囲に買い物や病院等の生活に必要な施設があること…

これまでの物件探しでの希望を満たしているのはもちろんだけど、でも

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家のこと⑤これまでの紆余曲折

家のこと⑤これまでの紆余曲折

いよいよ来週は家の契約。あー、やっと!

人生後半での暮らしの選択は、これからどう生きたいのかがわかりやすく反映されると思う。子が巣立ち夫婦だけになって、通勤通学の便も考えなくて良いとなると選択肢はいっきに広がる。

そう、広がるがゆえに、住みたい場所や希望が明確になっていないと選択肢が多すぎて迷ってしまうのね。私も家探しの深い森に迷い込み、うろうろさまよい続けました。

暇さえあれば不動産のサイ

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家のこと④自然を畏れ敬う

家のこと④自然を畏れ敬う

私の人生後半の生き方のお手本にしたい、津端修一さん、英子さんご夫妻。以前ブログにも書きました。

お二人のお住まいになっていた家は、建築家だった修一さんが若い頃に勤め敬愛していた事務所の所長、アントニン・レーモンド氏の旧邸を模して建てたもの。丸太を使った梁が特徴のあたたかみのある大きなワンルーム。

前回の記事、建築家・吉村順三氏もアントニン・レーモンド氏に師事していたのだそう。自分が好きだなと感

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