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詩「はつこい」


 電気が走ったように

 ビビッときたわけじゃない

 学校行事とか季節のイベントとか

 特別なきっかけがあったわけじゃない


 理由なんてない

 気がつけば

 きみのすがたを目でおいかけている

 きみのひょうじょう しぐさを

 みのがしたくない自分がいるんだ


 だけど

 きみと目が合うと

 こっちからそらしてしまう

 ぼく/わたしを見るきみを

 まだ見ることはできない

 

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