ノンデザイナーの知人からよく質問される「ロゴ」デザインどうする?
「来春ローンチするサービスのロゴ決めを任されたのだけれど・・・」
「副業で小さく店を始めるのだけれど・・・」
など。ノンデザイナーの知人から、ロゴデザインの発注に関してよく聞かれることを、今日はラフに書きます。
デザイナー歴もうすぐ30年(まじか、と自分でも思うw)のおばちゃんが、覆面で気軽におしゃべりしているのを、気楽に読んでいただけたら嬉しいです。
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「著作権」と「データ形式」
ロゴデザインをデザイナーに発注する際に、最低限知っておきたいのが
「著作権」と納品物のデータ形式。
詳細はGoogle先生や、noteに優良記事があると思うので省略。
「どういうデザインにしてもらおう」という気持ちが先行しがちだと思いますが、ビジネスなのでまずはリスク回避しておくと安心ですよね。
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企業ロゴ・サービス(商品)ロゴ・ショップロゴ
ロゴにもいろいろあるのですが、ご相談が多いのはこの3つです。
企業ロゴ:
起業に伴うロゴ。ウェブサイトなどの営業ツールや名刺に使用
→ 同業他社との差別化、信頼・信用
サービス(商品)ロゴ:
新しいサービス(商品)を発売するので
パッケージやイベントなどに使用
→ コンセプトの表現、ターゲットユーザーの嗜好
ショップロゴ:
カフェや個人経営のパン屋さんなどが該当
看板やグッズ、SNSに使用する
→ ショップの個性や雰囲気を表現
(ミニマムであったり、芸術性が高いビジュアルなど、多様)
同じロゴでも、それぞれデザインの仕方が異なる部分があります。
もちろん、全てのデザインに長けたデザイナーさんもいますが、
例えば、企業ロゴをお願いする場合、
「ショップロゴ」が得意なデザイナーに依頼するよりも、
「企業ロゴ」の実績が多いデザイナーに依頼する方が、スムーズかと。
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「字面(じづら)」と「色」
社名やサービス名の画数を気にする方も多いと思うのですが、
ロゴは、文字数に多大な影響を受ける場合が多く・・・
諸事情で長すぎるサービス名のロゴデザインに苦心した経験のあるデザイナーさんも多いと思います(笑)
漢字・ひらがな・カタカタ・アルファベット大文字・小文字・・・
のいずれか、またはそれらがどのくらいの割合で混ざっているか、
も大きいです。
そして、色についてですが、
目立つから黄色とか、ベビー向けなので淡い色で
と言ったリクエストがある場合もありますが、
使われる場所・表示されるものによっては、
読みづらい、目立たない色である場合があるので、
そこはプロのデザイナーと相談していただけるとありがたいです。
企業さんによっては、イベントや記念行事で、ロゴをパーカー(Tシャツ)にプリントしたり、のぼりにしたりすることもあると思うので、そのあたりも考慮しておくとお得です^^
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「ロゴ」と「ロゴマーク」
依頼者とデザイナー間で、コミュニケーションエラーになりがちなのが、
「マーク(文字じゃない形状デザイン)」
銀行さんのロゴがイメージしやすいと思うのですが、
冒頭にマークがあって社名のロゴが続いているあれです。
「CI」という言葉で「あ、あれね」とイメージできる方も多いと思います。
SNSで初めてのデザイナーに依頼する場合、特に記載がなければ、
デザイナーは「社名の文字そのものをロゴにする」ものと理解しがちです。
(もちろん未然に確認するデザイナーもいます)
実際には、
・社名の文字そのものをロゴにする(m.u.Design)
・社名の文字の中に装飾を加えてロゴにする(m.u☆Design)
・社名の前にマークを添えたロゴにする(★m.u.Design)
などのパターンがあります。
社名またはサービス名が、めっちゃ長いとか、競合他社との差別化が難しい場合は、マークを含めたデザインの必要性について、デザイナーと相談していただけるとありがたいです。
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ロゴデザインの選び方
複数のデザイン案が提示されて、いずれも甲乙付け難い・・・と言った時。
前提として
・競合他社と差別化が図れているか
・既存ロゴに酷似していないか
のチェックは必須です。
そのうち、そう言ったことはAIがチェックしてくれるようになると思うのですが。トラブルは防ぎたいですよね。
経験が多くないデザイナーが悪意なく、たまたま既存デザインに酷似したものをデザインしてた・・・というのは、よくあります。
採用担当なのですが、まれに・・・
明らかに「あれのパクリだよね」というデザインをポートフォリオとして
持ち込む強者もいます(バレないと思ってるんかい?笑)
そんなシビアなケースは別として、
サービスや商品のコンセプトが理論立てて表現されているか・・・
というポイントもあるのですが、ここはちょっと専門的になりますし、noteにも優秀なデザイナーさんの優良記事がたくさんあるので省略させていただきます(ロゴ + コンセプトとかでググってみてくださいです)
ここではちょっと人情のある雑談を・・・
「このロゴで良いのだろうか」と迷った時の判断基準として
個人的にお勧めしていることがあります。
パーカーなどグッズにした時に、社員さんたちが喜んで着て、
活き活きと働いているビジョンがすぐに浮かぶかどうか。です。
デスクにはロゴの入った、マグカップがあって、
ノートパソコンにもロゴのステッカーが貼られている・・・
私が知る限り、そういうオフィスの会社さんは、
必ず繁盛しているからです。
身に着けてしっくりくるか、
この判断基準、結構最強です。
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ロゴデザインの松竹梅(私見)
ご予算にもよるのですが、
ロゴデザインをどこに依頼するかを、簡単に松竹梅に分けると・・・
<梅コース>
SNSでイメージに近い制作実績(ポートフォリオ )のあるデザイナーを探す
<竹コース>
コンペ(SNSでもメジャーですね)で吟味
<松コース>
ブランディング、コンセプト作りからデザイナーと共創し、
唯一無二のロゴデザインにする
「10年以上続く商いをしたい」と言う場合は「松」コースがおすすめです。
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個人で始めるビジネスのロゴについて
最後に、個人でなんらかのお店を始めたり、サービスを始める場合の
ロゴデザインの作り方についてお話しさせてください。
個人で始めようという方の多くが、起業セミナーなどで勉強されていると思うのですが、ロゴデザインはそこで語られている「ブランディング」に通じるものが多々あります。
ですので、難しく考えたり、デザインを別物として捉えないでいただきたいのです。
企業でも重要視されるブランディングの3本柱
「VISION」「MISSION」「VALUE」
これらが、店名(商品名)とそのロゴデザインに込めれば良いのです。
逆を言うと、
「VISION」「MISSION」「VALUE」
が明確でないと、そのビジネスの成功が遠のくように、
良いロゴデザインもできません。
イメージに近いロゴの制作実績があるデザイナーに依頼するのが近道ですが、そのイメージと、ブランディングになんらかのズレがあると、
「綺麗なんだけど、何か違う・・・」
と言うデザイン案が上がってくることがあります。
ですので、まだなんとなくぼんやりしているな・・・
と言う場合は、お知り合いにデザイナーがいないかを探してみてください。
「友人の友人の知人」くらいで見つかる場合が多いようです。
そして、仮に見つからなかったら、SNSで探すのでも大丈夫です。
友人に声を掛けておいたことは、後々何らかの利益をもたらします。
個人でビジネスを始める際、ある用件では繋がれなかった人と、別の用件でお互い有益に繋がれる・・・なんてことはしょっちゅうですから。
きっと無駄にはならないと思うのです。
で、よくロゴのデザインを依頼する入力フォームとかに、
「シンプル」「ポップ」「スタイリッシュ」
と言ったワードを選ぶ欄がありますが、
デザイナーと直接相談しながら進める場合には、
そう言った雰囲気ワードを伝える以外にも、おすすめの方法があります。
下図のように、ちょ〜適当で構いませんので(笑)
手描きのイメージを、デザイナーに見せると
意思疎通がスムーズになることが多いです。
手描きのものって、上手いか下手かとかは関係なく。
文字情報以上のものをデザイナーに伝えることができます。
例えば、
「なぜこのサービスを始めようと思ったのか」
子供が自由に安心して遊べる場所を作りたい
ピンクマーカーでハートも^^
とか
「何(商品)を提供するのか」
安心して食べられて、とびきり美味しいドーナツ
の商品形状をロゴに
とか
「どのような雰囲気か」
雲の上に乗っているような、ふわふわリラックスできる空間
のサロンにしたい・・・
とかです。
その先は、それぞれのデザイナーの力の見せ所です^^
せっかく開業・開店するのですから、
スムーズに、気に入ったものにしたいですものね。
長い雑談になりましたが、何かお役に立てる話があったとしたら
とても嬉しいです。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
・・・
<宣伝>(本業とは別に・・・)
「デザイナーじゃないけど、ほとんど自分でデザインできる」人が多いと思うので、仕立ての部分だけお手伝いしますというのもやっています^^
↓
知り合いにデザイナー全然いなかった!と言う場合に
思い出していただけたら幸いです^^
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