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2022年 心に残った本BEST5(まるver)

お疲れ様!
2022年もあと数時間で終わりだね。
昨年に引き続き、今年心に残った本ベスト5を紹介していこうと思います!

5位 ブルシットジョブ くそどうでもいい仕事


これは、今まで買った本の中で過去一番高かったんだよね(笑)確か4000円くらいして、自分のお小遣いを4000円の本に使おうなんて今まで考えたことがなかった!でも、とっても学びの多い内容で大満足でした。
社会的に意義があるかどうかと収入には関係ないという話がとても衝撃だった。ブルシットジョブと言われるクソどうでもいい仕事の方が給料が高くて、やりがいがあって世の中に必要とされている仕事の方がより給料が安い。資本主義のおかしなところをあぶり出してくれている本で、私の労働観を揺さぶる本でした。

4位 集中力はいらない


今年誰の著作を1番読んだかと言えば、もう間違いなく森博嗣ですね(笑) 10冊ぐらい読んだだろうな。森博嗣さんの本は、自分の価値観を揺さぶってくれるものがとても多かった。
特に集中力は入らない、ひらめくためにはぼーっとしてることや分散思考が大事、みたいな話ははっとしたな。
今年は授業のアイデアを練るのが大変だったから、あえてぼーっとするような環境を作って、その中でアイディアをひらめくような時間を作ることの大切さが身に染みたよ。
あと、田舎で1人で毎日工作して楽しんでるという生き方にもすごく興味深かった。趣味を持つこととか、自分だけが楽しいと思うことを探すこととか、そんなことに気づかせてくれた森博嗣さんでした。


3位 限りある時間の使い方


この本に関しては3回も投稿したな〜
生産性とか効率性とか、結構そういうことを考えるのが好きだし、良しと思っていろんなところに生産性や効率性を求めてきた。でも、それって、現実を直視することを避けているんじゃない?という指摘はとても刺さった。
効率性や生産性が上がると、どこか充実したような気持ちになるけど、それはまやかし。本当に大事なのは、誰と何をして過ごすかということ。来年の4月から次男も幼稚園にはいってかなり時間ができるけど、毎日時間をどう使うか、考えるヒントをくれる本でした。

2位 銃口


こちらは投稿してないけど、最近読み終わった三浦綾子の長編です。
戦時中の小学校教師が主人公の話で、治安維持法で逮捕されたり、戦地へ向かったり、そして帰国後また今日教壇たつ…というお話でした。とっても感動した。
まず、言論の統制がなく、教壇に立てていることに改めて感謝しようと思った。治安維持法で、教壇を無理やり下ろされた主人公が、涙を流しながら戦後にもう一度教壇に立つ姿は、とっても感動したよ。あまり文句言わず(笑)、目の前にいる生徒たちに向けて、私にできることを精一杯やろう、教師の使命を果たそう、と思わせてくれる本でした。
三浦綾子はクリスチャンなんだけれど、作品の中に出てくる素敵な登場人物たちもクリスチャンの人が多くてね。
私は特に何も信仰した事は無いけれど、何かを信じること、信仰することっていうのは、生きていく上で、自分に執着せずに、他人のために生きる1つの手段なのかなぁ…なんておぼろげに思いました。

1位 手づくりのアジール


これは、私のカウンセラーさんが勧めてくれた本。
この一年を総括するのにすごく一番刺さる作品だったなと思った。年末に出会えたのもよかったな。何かのレールに乗るのではなくて、自分の人生を手作りするという感覚、これってすごく大事なんじゃないかなぁと。
都会的、資本主義的な文化に染まりすぎていた自分を見つめ直せる本でした。



全体を通して

今年は、なんといっても4年ぶりに職場復帰をしたというのが大きな出来事でした。それによって、自分自身学びたいテーマとか、読みたい本とか、考えたいテーマとか、そういうものが次々にでてきた。
久々に、自分で稼いで収入を得る心地よさを感じつつも、この全く成果報酬ではない公務員の仕事に、疑問を持ったり、むしろ心地よさを感じたり。
総じて、この資本主義社会への違和感とか、何かこの世の中にあるレールに乗ることへの違和感とか、そういうものが表面化したような1年だったなと思う。

1年前の自分とは、こうしてまた違う考え方を持てるようになったのは、こうしてむちとnoteを続けてこれたから!ありがとう!
また来年もよろしくね!まる

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