【読書メモ】手づくりのアジール
お疲れ様!
今日は「手作りのアジール」という本について。
これは、私のカウンセラーさんが紹介してくれた本。いつも刺さる本を紹介してくれるんだよね。この本も、ほんとに刺さりました。今年を総括するような、年末に出会えてよかったなぁと思う本だったよ。
著者の青木さんは、もともとは都心(東京かな?)に住んでいたんだけど、奥さんが病気になって働けなくなったのを機に、山村に越して、自宅で小さな図書館を開いているの。それで、障害者の方の就労支援のお仕事もされている。
「なーんだ地方移住の本か」、と思うかもしれないけど、そうではなくて、もうちょい深いんだよね〜
1人生を手作りする
タイトルにもあるように手作りというのが本書のキーワードだと思う。
私たちは、既製品の服を着て、既製品のものを食べて…そして既製品みたいな生き方をしていないだろうか?
何かのレールに乗って、決められたパッケージ旅行してるみたいな感じ。どんなパッケージ旅行に自分を当てはめることができるのか、みたいなことばかり考えてしまっていると思う。
そこで、青木さんは自分の居場所をもっと手作りしよう、手作りにもっと価値をおこう、と本書を通して主張しているよ。
青木さんの場合は、自宅で図書館を開いて、メインの収入は障害者の就労支援で得る、という手作りの自分の居場所やキャリアを作っているんだよね。
「手作りなんて非効率でばかばかしい」みたいな考え方が世の中にはびこっているけど、私たちは効率や生産性ばかりを求めていると、どんどんパッケージ商品のようになっていってしまう。でも人生それでいいんだろうか。
私は今年、ほとんど毎日自炊をしていた。そうしたら、素朴な料理がすごくおいしいなと思うようになったし、既製品のものを買うのが嫌だなぁって思うようになった。最近では手芸も趣味になって、手作りすることの良さを再認識しているところだよ。
でも、自分のキャリアに関しては、どこに所属しようかみたいなことばかり考えてた。でももっと自分で自分の居場所やキャリアを手作りしてもいいんだろうなーって思ったんだよね。起業なんて言うと、すごくハードルが高いように感じるんだけど、もっと料理を自炊するみたいに、自分の人生やキャリアを手作りしていきたいなと思った。
2資本主義社会とそうでない社会をいったりきたりする
人生のもろもろ、1年間相変わらず悩み続けてきたけど、根底にあるのは、この資本主義社会への違和感なのかなーと。
私の20代前半までの人生は、資本主義社会のレールみたいなものに乗ってきた人生だったかもしれない。
自分ではそのつもりはなかったけど、資本主義社会での戦力を高めるためのレールみたいなものに乗ってしまっていた。そして、4年前に子育てを機にお休みに入って、子育てという資本主義社会とか効率性みたいなところは無縁の生活をするようになった。
資本主義社会にある程度染まっていた自分と、効率性とかそういうものは度外視の子育てと、自分の潜在的に持っていた資本主義への違和感と、そういうものがなんかマッチしたり、反発し合ったり、そういうのが自分の心のモヤモヤの原因になってたなと思う。
おそらく、本能的な部分では、資本主義社会にすごく違和感があって、お金とかのことを考えるのもあまり好きじゃなくて、意外と地味な生活するのが好きなのよ。でも、なまじ都会の文化に30年近く染まってきてしまってるから、やっかいなんだよね。
どっちにしなきゃいけないということではなくて、資本主義社会とそうでない社会を賢く行ったり来たりするのが大切なのかなぁと思う。
この資本主義社会から完全に逃れることはできないし、恩恵だって受けている。でも、どっぷり使うつかると大切なものが見えなくなると思う。
いやー、この1年のモヤモヤを総まとめしてくれたような内容だったなー
カウンセラーさん、本当にありがとうございます。
来年度の方向性も見えてきた気がしました。この本に出会う前より、最近毎日いい感じです!
ではでは楽しい週末を〜まる
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?