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\当たり前は幻!?/Diversity Journey航海記【アクションチャレンジ20】
みなさん、こんばんは!
うさみです。
NPO法人コモンビートの多様性や違いについて考えるプログラム「Diversity Journey」。先日発表したアクション宣言「生涯吸収・生涯発信」を実践していきます。
ちなみに、毎週日曜日に記事を発信しています。今回は、先日母校の入学式で述べてきた祝辞について。よかったら最後までご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1649601063744-W4orSnUQ15.png?width=1200)
▶私のアクション宣言
私が参加したオンラインプログラム「Diversity Journey」では、100日間のアクションを考える時間があり、実際に次の3つに取り組み、3月上旬に無事、100日目のゴールを迎えたところでした。
そして、現在もこのアクションについて、続けられるだけやってみようということで、チャレンジしているところです。
1 生涯吸収・生涯発信
「ダイバーシティ&インクルージョン」に関することについて、このnoteで週1回投稿し、知識のインプットとアウトプットを継続する
2 謙虚な実践者になる
普段から「普通とは何か」を自問し、他者を傷つけないインクルーシブな言葉遣いを通して謙虚さを実践する
3 若い世代へ紡いでいく
高校の卒業式で同窓会長として直接発信し、これからの時代をつくる若者たちに「普通を押し付けないこと」「他者と自分に謙虚であること」を伝え続ける
私の理想とする”誰もが居心地のいい社会”を目指すため、私に何ができるかを考え抜いて思い立ったものです。
▶実際のアクション
今回の入学式での祝辞は、この中の「3 若い世代へ紡いでいく」につながるもので、同窓会長として、一人の先輩として、15歳の若者たちに、想いを伝えてきました。
母校の入学式では、相変わらずのコロナ禍ということで、来賓も少なく、同窓会長である私と、PTA会長のみでした。かつては、市内の中学校の校長先生方や、PTA役員、学校評議員の方々などに参列いただいていました。しかし、この少なさがここ数年の普通。なんだか寂しいものですね。
さて、今回、私が伝えたいと思ったテーマは「当たり前は当たり前ではない」ということでした。上記の来賓者の数しかり、自分にとっての当たり前が、必ずしもすべての人にとっての当たり前ではないということを改めて感じて欲しいと思ったからです。
これから始まる高校生活の中で、少しは頭の片隅にでも覚えていてもらえたら嬉しい限りです。
生まれた場所
生まれた時代
性別
育ってきた背景
すべてが同じという人はいないと思います。当たり前は当たり前じゃないということを思いながら新たな一歩を踏み出せば、もっと世界が広く、明るく感じられると私は信じています。
さて、今回も、備忘として祝辞を掲載しておきたいと思います。この春、新しい門出を迎えるすべての人に幸多いことを願ってやみません。
祝辞
高校への入学にあたり、同窓会を代表しまして一言ご挨拶申し上げます。
新入生の皆さん、本日はご入学誠におめでとうございます。保護者の皆様におかれましても、今日という日を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。新入生の皆さんには、義務教育課程を終え、今日という日を、新たなスタートラインにしていただきたいと思います。
さて、今日は、これから高校生活を送る皆さんにこの場を借りて、一つ伝えたいことがあります。それは「当たり前は当たり前じゃない」ということです。これからのたくさんの出会いの中で、今までみなさん自身が当たり前と思っていたことが、実は当たり前ではないということが数多くあることでしょう。
私自身も、つい最近オンラインで複数の他国の方と話す機会がありましたが、日本の当たり前とは違う習慣や文化であふれていました。例えばイギリスの結婚式では、招待者以外でも結婚式に出席できるそうですし、スウェーデンでは、「フィーカ」と呼ばれる休憩時間でお茶やお菓子を囲んで友人との交流を深める独特な文化があったり、ミャンマーでは、軍事政権に反対すると命の危険があることなど、普段、日本で生活しているだけでは知りえなかったたくさんのことを知りました。しかし、それぞれの国の人にとっては、それが当たり前であることを考えると、本当に当たり前は当たり前ではないのです。
また、現在の世界情勢では、つい数か月前までは普通に生活していた人たちが悲しくも犠牲になるという状況が続いています。争いによって当たり前が一瞬で当たり前でなくなることは、無念でしかありません。
今日からの三年間では、一日たりとも、当たり前な瞬間はありません。ぜひ、みなさんは「当たり前は当たり前ではない」ことを実感して、それぞれが考えながら自分自身の行動につなげていっていただけたら幸いです。
結びにあたり、本日御臨席の皆様のご多幸と、新入生の皆様が実りある学校生活を送られますよう御祈念申し上げ、甚だ簡単ではございますが祝辞といたします。
本日は誠におめでとうございます。
![](https://assets.st-note.com/img/1649601071762-CDxe7PflJB.png?width=1200)
最後までお読みいただきありがとうございます!
うさみ
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